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hage:
1さんへ
仏立宗の教務の方がこのようにおっしゃっています。
「世の中には、社会的構造のひずみのために、たとえば。政治・経済などのひずみの
ために苦労している貧困層も多く存在します。今、盛んに「格差社会」とよばれている
現象もその一つです。これらの社会的ひずみに対して、ただ、従来の因果観だけで対処
しょうとするのは無理があります。キリスト教でも先進的な神父が特に南米あたりで貧困層
の先頭に立ち、社会改革運動に取り組んでいるのはそのあらわれです。
また、ビルマの僧侶たちが立ち上がっているのも同じ意味です。
現在の複雑な社会は、単純な因果観だけでは解決しきれない問題をたくさんかかえています。
幸不幸観を単なる因果観だけでとらえている限り、仏教は習俗として生き残ってても、人々の
真の救いには無力になり、やがて形骸化してして、人々から無視されていくでしよう。
もう、すでに、以前からその傾向はあらわれています。葬式仏教・回向仏教などといわれて老若を
とわず、批判をあそーびているのは、そのあらわれの一つです。」
わたしも、この通りだと感じています。