こういった本末転倒の驚愕の事態が「実は事実である」事を論理学の手法を用いて示す事は
世界史で有名な「ガリレオ・ガリレイの天動説の否定事例」に(既存の権威を根底から否定した点で)似ている。
ガリレオ・ガリレイは天動説を否定し地動説を提唱したためもあり、当時の最高権威であるカトリック教会から破門され
政治的・組織的な激しい弾圧を受けた上で、宗教警察に逮捕され刑務所に入れられた。それでもなお自説を曲げなかったため、
「見せしめ目的の宗教裁判」に引きずりだされ「火あぶり処刑」かけられる直前に、やむをえず宗教裁判を受け入れ、
その上で判決の際に「それでも地球は回る」と語ったとされているのは有名である。わが国においても同じような事が
http://www.tm-a.co.jp/cityInfo/Italy/pisa/galileo_New.html 日蓮で起こっており、日蓮は当時の政治権力に睨まれたためやはり激しい政治弾圧を受け何度も処刑直前、暗殺直前の事態に
陥っても、それでも自説を曲げず辻説法を続けたといわれている。そしてその結果、日蓮のミームは
現在の日蓮宗として脈々と受け継がれているのである。
「歴史は繰り返す」と言われるが、仮説演繹法を用いた、ここでの「辻説法」も内容が内容なだけにまたやはり
常軌を逸した政治弾圧・組織弾圧の対象となりうるだろう。その結果、暗殺の対象とされたり、
中世の宗教裁判・異端裁判に似た(権力誇示のための)カルト審判の対象にされたりする事もあるかもしれない。
しかしながら、それでもあえて言おう。「それでも地球は回る」。