原始佛教 その19

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259名無しさん@3周年
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原始仏典に於ける四句分別の例証

中部72、ヴァッチャゴッタへの答えの中で釈尊が触れている、
(1) 生まれ変わる
(2) 生まれ変わらない
(3) 生まれ変わり、また、生まれ変わらない
(4) 生まれ変わるのでなく、また、生まれ変わらないのでもない

また、沙門果経でサンジャヤが阿闍世王に語ったこととして、四句分別を用いている。

次は四句分別の第四とも思えるが、判断は少し難しい。
「我(attan)もなく非我(nirattan)もない」スッタニパータ 858, 919
これは、我への執着とともに、無我への執着をも戒める、という意味合いで説かれたものらしい。