原始佛教 その19

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238名無しさん@3周年
毒箭喩経
(1) tathAgataは死後存在する
(2) 死後存在しない
(3) 死後存在しながら、しかも、存在しない
(4) 死後存在するのでもなく、存在しないのでもない
(中部 63経、『世界の名著 1 バラモン教典・原始仏典』p.473)

これは「四句分別」が原始仏典で使われた用例に当たると思いますが、
四句分別というのは、
マールンキャープッタが比丘になる前に就いていた師(がいたら)や、
当時の沙門・バラモンたちの間で一般に使われていた論法なのか、
それとも初期仏教教団内で特に使われていたのか、
あるいは後代の付加という可能性もあるのか。