GLA情報板「第五停泊港」

瞑想ってなんですか？
釈迦の教えですか？

>>150
古代インド人の特徴は、夢の中の体験を、目覚めているときにも体験しようと執拗に試みたところにあります。
それが、ヨーガ（瞑想）だと思われます。ヨーガ（瞑想）に関する教典から、古代インドのバラモン教の実践者たちが、
現実の世界よりも夢（空想）の世界の内容を「より真実の世界」であると思い込んでいたことがうかがえます。

夢のなかで「自己」が身体を離れてゆく現象を、目覚めているときに意図的につくりだす心理的テクニックが
本来のヨーガ（瞑想＝夢想）の目的だったろうと思われますが、後には、身体を持ったまま空中を飛ぶ、
いわゆる「空中浮遊」などが信じられるようになります。
いずれにしても、夢や空想を現実から区別をしようとしない独特の宗教的習慣が古代インド人の間にあったことは否定できません。

ブッダの思想家としてのデビューと考えられる、いわゆる「第一説法」において、瞑想・苦行にいそしむ旧友に対して彼は

なんじらは、わたしを名をもって呼んではいけない。また「友」と呼んでもならない。
わたしはもはや如来である、最高の「目覚めたもの」である。
（『マジマ・ニカーヤ』26）

と宣言します。すなわち、「buddh ＝眠りから醒める」という言葉を用いることによって、
彼の真理の特徴が夢想的（瞑想）なバラモンの思想の否定にあることを主張したのだ、と考えられます。

hage!

>>151 そういう瞑想だけが瞑想じゃないですよ。
お釈迦様の説いた智慧の瞑想は、観察(ヴィパッサナー)です。
何をするときでも無意識にせずに、よく気をつけて、
心身の変化に気付いている、目覚めているようにするのです。
自己の心身について注意をしつづけるのです。
神秘体験を目的にしたものではありません。
大半の交通事故は、注意を怠ったから起きるのです。
運転以外のことを妄想して運転が無意識になった瞬間にアクシデントが重なった結果、
反応が遅れて事故になるわけです。
妄想せずに注意していると、感情の波も穏やかになります。
また、感情が起きてもそれは一時的な現象であり
ちょっとおとなしくして気をつけていれば感情は過ぎ去ると、わかります。
感情に流されて注意深い行動ができなくなると、
カッとなって人を殺してしまったりする。
一瞬の怒りはすぐ過ぎ去り、
罪の報いを受け逮捕される結果になる。
お釈迦様の瞑想とは、よく気をつけておくこと、です。

瞑想にはサマタ瞑想(禅定)とヴィパッサナー瞑想があります。
お釈迦様以前からあったのはサマタ瞑想であり、
お釈迦様が発見したのはヴィパッサナー瞑想です。
サマタ瞑想は集中力を高めることで精神が五感の世界から自由になり、
深い禅定の精神世界に入っていくのです。
深い禅定に入ってるときには、
眠ってるわけでもないのに雷が鳴っても聞こえない場合もあるほど、
物質世界から心を切り離すこともできるので、神秘体験もあるでしょう。
ヴィパッサナー瞑想は、心身を気をつけて観察する瞑想ですので、
日常生活の中でいつでもできるのです。
普段やってる行動でも、今・ここに意識を注意して観察すると、
心身のしくみが色々発見できます。

>>154
ヴィパッサナーはインドにおける最も古い瞑想法の一つで、
釈迦が開発した訳ではありません。
釈迦は八正道の教えですから、瞑想は教えませんでした。

>>154 八正道の正念と正定は瞑想だと思うんですが…。
なぜそんなに瞑想を否定したがるのでしょうか？
仏教は戒・定・慧の三学を実践する教えです。
知識・哲学・思想だけでは悟れませんよ。
どうもあなたは、仏教を思想か哲学のカテゴリーに入れたいように聞こえます。

ついで尊師はコーティ村にとどまって、
多くの修行僧たちにこのように数多くの〈法に関する講話〉をなされた。――
「戒律とはこのようなものである。
精神統一とはこのようなものである。
智慧とはこのようなものである。
戒律とともに修養された精神統一は、
偉大な果報いをもたらし、大いなる功徳がある。
精神統一とともに修養された智慧は、
偉大な果報いをもたらし、大いなる功徳がある。
智慧とともに修養された心は、
諸々の汚れ、すなわち欲望の汚れ、生存の汚れ、見解の汚れ、無明の汚れから
完全に解脱する。」

誤〉果報い→正〉果報

>>157
仏法は矛盾しています。
人間は死んだら終わりのアンアートマンを説いていますから、
何ゆえに悟る必要があるのでしょう？
偉大な果報をもたらし、大いなる功徳、汚れからの完全に解脱等、
死んだら終わりですから全く無意味となるのです。

死後の生は無と断定する思想ほど人間生命を無価値にするものはありません。
http://life8.2ch.net/test/read.cgi/psy/1154118371/142-146

>>159 無我・非我だけれども、あなたにだって昨日の記憶があるでしょう？
昨日のあなたに連続して今日のあなたが生じている。
でも、無我なんです。
無我だから輪廻はないはずだ、とは言えないのです。

>>160
仏教の矛盾と誤りは素直に認めるべきです。
正念と正定からはっきりと仏教の矛盾と誤りが悟れます。

われ（アートマン）というものはない。
また、わがものというものもない。
すでにわれなしと知らば、
何によってか、わがものがあろうか。
（相応部経典22.55　増谷文雄訳）

これが、ブッダの思想のもっとも基本的な教えの一つである「無我」の思想です。
「無我」の思想は、単に、自己中心主義を否定しているのではありません。
ブッダはバラモン教の教えである魂の輪廻説を否定したのです。後代の仏教はやがて
バラモン教（ヒンズー教）の教えを再び導入してしまいますが、魂の輪廻説を否定した
ブッダの「無我」の思想は、いくつかの禅の伝統にはまだ生き残っているように思えます。

日浦氏のサイト
http://hiuura.web.fc2.com/index.html

>>162
唯物論です。

>>161 無我と輪廻は矛盾しないと思うんですが。
不変の魂がなくても輪廻はありえるのでは？

>>164
我が永遠の生命故に輪廻が可能と云う事ですが、、
あなたの輪廻とは何の事でしょう、何が輪廻するのですか？

>>165 業の報いで新たな心が生まれてしまうのが輪廻だと思っています。
心自体は、一瞬一瞬ごとに生じては滅しているので、
不変の魂があるわけじゃないと思うのです。
また、霊魂みたいなのがあって古い肉体から新たな肉体に移動したりする、
というわけでもないと思います。
肉体や物質も、一瞬一瞬生じては滅している現象だと思います。
ですから、瞬間ごとに心が滅して肉体も滅している、で、次の心と肉体が生じている。
スクリーンに投影される映画の一コマ一コマみたいに。

>>166
新たな心が生まれなら何故その事を輪廻と定義するのでしょう？
旧の心が死滅するなら人格も死滅します。
新たな心と旧の心に繋がりが無いですから輪廻とは云わず、輪廻しないとすべきでは？
新たな心が生まれるなら、何の為に八正道に勤めるのでしょう？
すべて人生の努力が無となります。
仏教は矛盾の法ですか？
さすがは、釈迦（大川くん）だけの事はあります。

>>167 新たな心が生まれないようにするために、平安なる滅びに入り輪廻しないために、八正道を実践するのです。

>>168
あなたは滅びたいのですか、消滅したいですか？
八正道の実践の目的とは滅びだなんて情けなくないですか？

人は永遠の生命を望むのが自然な心です。
この世に生まれるのは苦でありましょうが、自らを高める目的なのです。
そして天上界に戻って幸福に暮らすのです。

あなたは永遠に幸福に暮らしたくはありませんか？
それとも完全消滅したいですか？
完全消滅すれば苦は存在しませんが、幸福もありえません。
それでも良いのですか？

葬式仏教とも云われる様に、暗い陰険な教えなんですね・・
夢も希望もありゃしない！
死後にあんな墓の下で暮らすなんてごめんです。

消滅すれば墓の下でも暮らさないよ。
すくなくとも、我々の知っている物質と精神の範囲からは、消え去ります。

>>170
動物は自らの墓を作りません。
巣を作る事はしますが。
ではあなたは人類に墓は無用と捉えるのですね。

　>>我々の知っている物質と精神の範囲からは、消え去ります
では我々の知らない範囲からは生存するかもですね・・

>>171
墓は、拝む側の心がそれを欲するなら存在する意味があるでしょう。

涅槃の先のことは、ブッダも説明していません。
涅槃の境地を得て輪廻から解脱すれば、
我々の知り得る世界、我々の考えの及ぶ世界からは、消えてなくなる。
その先は、思考も及ばない。

>>172
あなたに聞いているのです、墓が必要かと？

>>涅槃の先のことは、ブッダも説明していません。
それでは単なる唯物論じゃないですか？
説明しない事が教えだなんて馬鹿げてるでしょう・・
解らないなら最初から黙っとけば良いだけの話。

釈迦が偉いと云う先入観が、幼稚園児並の教えを宇宙の法と勘違いするのです。

万人普遍の人生の意義は、イエスが全宇宙の霊の意義であれば認められうるであろうし、
釈迦の為に全宇宙が生きていれば、彼が一生懸命偉いと思わせようとする権威も
認められうるかもしれない。
自らの写真を１００万円で売って拝ませる権威。

しかし宇宙の構造と真景は違う、やはり神を志向するように創られている。
過去の四聖人の神人合一、宇宙即我とてそれは神の一端に触れたに過ぎず、
神の爪のアカにも相当しないレベルでしかない事実を知るのである。

神の全体は人間に把握できるような小さな存在ではないのです。
四聖人とて神の偉大なおこぼれを頂いているに過ぎないのです。

>>173
墓は、絶対必要とは思いません。

涅槃については、説明などできないのでしょう。
言えることは、煩悩が消えた境地であり、
物質も心も消えた状態だということだけ。

>>175
煩悩は必要です。
消し去る必要があるのですか？
物質を消す必要もないのでは？

>>176 それは仏教的な価値観がありますからね…。
煩悩があるかぎり、苦悩や苦痛の原因になります。
煩悩が消えた涅槃の境地は、苦悩や苦悩がない完全な平安です。
日常生活の中でも、
苦悩の原因である煩悩を制御することで
すぐに苦悩を消すことも可能です。
多くの人は、自分の煩悩は消さずに、他の原因を消しと苦悩を消そうとします。
例えば、他人に対してムカつくことはストレスですから苦悩・苦悩です。
仏教では、自分の怒りを消すことでそのストレスを消そうとします。
しかし多くの人は、自分の怒りを正しいと思っているので、
ムカつく相手の人を排除しようとしてしまいます。
怒りの煩悩を制御しないかぎり、根本的な解決にはならないのに。
他人が自分の思いどおりに動いてくれないのは当たり前ですから。

殺人犯への刑罰が軽すぎると怒っている被害者家族がよくテレビにでてます。
殺人犯が精神的に正常じゃなかったために犯行に及んだ場合でも、
正常な殺人犯と同じように罰を与えろと求めてます。
犯人が精神的に病んでいたという理由を無視して、
八つ当たりしてるのと同じですね。
それは、道端でインフルエンザをうつされて病気になったときに
インフルエンザを自分にうつした相手を憎むのと同じことです。
相手だって好きで病気になったわけじゃなく、
自分はたまたま町で病人にであったため感染しただけです。
わざわざ相手を憎んで、たとえ相手が死刑になっても、ただの八つ当たりなのです。

そのように言うと、
「じゃああんたの家族が殺された場合でも、犯人を憎まずにいれるのか？」
とくってかかる人もいます。
犯人を憎まずにいられる性格になるために、
仏教徒は修行しているのです。

>>179
この世に生まれたら苦悩や苦痛はつき物です。
それは修行の為に生まれているからです。

釈迦の唯物論では輪廻無しですから、苦悩や苦痛は無意味と結論付け
苦悩の原因である煩悩を制御しようとする訳ですね。
所詮は消え去る事が目的である為、人生の希望が見えません。

>>犯人を憎まずにいられる性格になるために、 仏教徒は修行している。
所詮は消滅する訳ですから、憎む憎まないは無意味です。
仏教徒の修行と云われますが、矛盾の修行で苦しむでしょう。

宇宙の仕組みは永遠の生命ですから、煩悩を制御して我（アートマン）を
消し去る事はできません。

釈迦の教えは間違いなのです。

>>180 アートマンなんて空想の産物でしょう。
すべてはとどまることなく、固定的なモノなど本当はない。
すべては動きつづけている現象、コトなのです。
仏教では輪廻が無いとは言ってません。
輪廻しなくなることを目的としているのです。

>>181
ですから、仏教とはバラモンが先にあり釈迦が我（アートマン）を否定して
つまりバラモン教を否定しましたが、
釈迦入滅後に再びバラモン教を取り入れたのです。
あなたはインドに於ける仏教の歴史を正見せねばなりません。

輪廻とは修行が目的ですから、修行が達成されれば輪廻は不要とも云えます。
これは永遠の生命ゆえに輪廻は不要になると云う事です。

9、10次元の霊神と云えども人類を指導する為に再び輪廻する事もあります。
人類は輪廻しなくなることを目的としている訳では無いのです。

>>137　　>>138　　>>139　　9、10次元界

4000年前のギリシャ時代の前世を語る女性
http://briefcase.yahoo.co.jp/zeusuj

>>182 煩悩を消せば、
欲界心(眼耳鼻舌身の刺激に依存する心)を新たに生じさせる業はつくりません。
あとは、過去の業のエネルギーが消費されるまでの生命であり、
過去の業のエネルギーを使いきれば、
輪廻の世界(欲界)に所属する欲界心がなくなるので、
輪廻の世界の生命ではなくなりますし、輪廻の世界からいなくなります。

仏教の目的は、苦しい輪廻の世界から去ることです。

>>185
ですから、釈迦の教えとバラモン（大乗）のどちらを信じるかなのです。
あなたは古い時代遅れの釈迦の法を信じています。

>>186 古くても、正しいと思います。

 インドにおける仏教思想の歴史的発展とは、極論すれば、仏教がヒンドゥー教に吸収される過程、
あるいは、仏教がヒンドゥー教化する過程に他ならない。原始仏教・部派仏教（小乗仏教）・
大乗仏教・密教という変遷をたどってみると、ここに基本的には、“仏教からヒンドゥー教へ”という変化、
すなわち、ヒンドゥー教の「有」と「我」の思想の否定として成立した仏教が、 次第にその「有」と「我」の思想に接近し、
同化され、ついには吸収されてしまう過程が認められる。

 大乗仏教というものが、ヒンドゥー教の強い影響のもとに成立したと見るのは、
今日では学界の定説とも言ってよいものである。

 仏教の開祖である釈尊は「縁起」を説いた、つまり、“仏教”とは縁起説である、
この縁起説とは、ヒンドゥー教の「アートマン」（a(＿)tman　我）〔霊魂〕の思想を
根底から否定したものなのである。

 従って、“仏教”としての縁起説からは、「無我・無常」の説が導出され、
これが仏教の旗印ともなる。

 しかるに、これに対して、「我・常」ということを積極的に主張するのが、
如来蔵思想であり、『涅槃経』には「仏陀とは、我（アートマン）を意味する。
しかるに、その我は永遠不変の実在である」と明記されているのである。

 大乗仏教の運動で、一番の問題点がお経、つまり、よりどころとなる聖典の問題でした。
伝統的教団には、釈迦から伝わる教えをまとめた経典や、釈迦から受け継がれてきた
戒律をまとめたものなどがありました。
ところが、一般民衆から起こった大乗仏教には、それがありません。
聖典がなければ、教団形成はできません。

　そこで、大乗仏教の人々が取った方法は、経典を創作するという、現代人にはとても理解のできない方法でした。

 自分たちの理念、理想を述べたものを自分たちのよりどころの聖典とし、それも、
「私はこのように釈迦から聞きました」という書き出しをもって、経典を創作していきました。

　このように、好き勝手に誰でも経典を作り始めたのですから、その経典の量たるや、ものすごいものとなりました。
　また、釈迦以来の伝統的仏教教団は、比較的、当時インド一般社会に浸透していたヒンズー教とは
一線を画していたのですが、大乗仏教は、ヒンズー教の社会に生きる一般民衆から起こったのですから、
初めからヒンズー教の影響を強く受けることになります。

 このときに、仏教の中に、阿弥陀仏とか観音(観世音菩薩)とか 地蔵菩薩などの超自然的、
神格的存在が説かれるようになり、大乗経典に多く記されていったのです。
もちろん、このようなことは、釈迦は説かなかったことです。

 仏教は原始仏教以来、「無我」を主張するが、これはインドの伝統的なアートマン（我）の宗教と敵対するのである。

……唯識思想の阿頼耶識や、如来蔵思想の如来蔵や仏性などは、アートマンにきわめて類似した観念である。
……仏教が興起した若さにあふれた時代には、無我や空の思想が力強く主張せられたのであるが、
時代とともに教理に変容を蒙ってゆくうちに、 しだいにアートマンの思想に同化されていったのであり、
それにつれて仏教はインドに勢力を失っていったのである。

 仏教が本来アートマン説でなかったことが、仏教がインドに滅びる大きな理由であったと考える。
つまり釈迦の法は滅びたのでした。