【Jesuit】カトリック大阪大司教区【正平協】Tres.
知り合いの後輩がおそらく中二病。(当時48歳)
我流神学者で司祭希望・無職・ヴァチカンに論文送りまくり。
グレゴリアン出身で聖書学やってる親友がいるって言ったらどうしても会わせて欲しいと懇願された。
プロの目でオレの神学を批評して欲しいと。なぜオレが叙階されないのか理由を知りたいと。
あんまりしつこいからグレゴリアン出身の親友と会う機会をセッティングしてやった。
そしたらグレゴリアン出の親友に向かって自分を語る語る。
「世界中でオレほど神学に詳しい人間はいない。」(親友苦笑い。)
「オレほど神学書持ってるやつはいない。100枚持ってる。」
(100枚くらいだったらうちのかーちゃんだって持ってる。神学ダイジェストとか)
「オレが詳しいのは神学だけじゃない。哲学も多分びっくりするくらい詳しいと思う。
ヘーゲルは天才だ。」
(親友ニヤニヤ。あえて
『ヘーゲルのどういうところが天才だと感じる?』
といういじわるな質問はしないてあげていた。)
「オレは聖書学者だから聖書朗読にもこだわりがある。だからマイマイクは肌身離さない。」
(とリュックの中からマイマイクを取り出す。親友噴き出すのこらえてた。)
「朗読台にもこだわりがある。だから持ち歩いている。オレのアイデンティティだから。」
(とリュックの中から朗読台も取り出す。親友悶絶。)
「オレの神学を聴いたら多分驚くと思う。
オレの神学はラーナーと解放の神学の融合体だから、保守派の人にもわかりやすいと思う。」
(と気持ち良さそうに下からの教会論を語りだすが工房レベル。
声だけでかいが知識が足りないうえに論理展開があまりに悪い。)
「どうですか、オレの神学。オレ教皇になれますか」
(親友、
『教皇になるということは大変だよ。
神学は趣味にとどめて普通の仕事をした方が賢い生き方だよ。』と諭す。)
「嫉妬ですか。醜いですね。」