【Jesuit】カトリック大阪大司教区【正平協】Tres.
337 :
小林 徹也:
今日は、ヨーロッパの守護聖人でもある、聖ベネディクトの記念日だ。
ベネディクト戒律は、ヨーロッパ修道院制の起源となった。中世ヨーロッパの”神の国”の土台となったと言える。
イタリアとフランスの決勝戦が行われたワールドカップが、この時期に閉幕することは、
意義あることになるだろう。 ユーロに再び、刷新された”神の国”が復興することを願うのみだ。
そうでなければ、もはや"命"ではなく”死”の支配する、
獣の刻印の成就した、罪の許しを失った国々となってしまうだろう。
グローバル化と世界経済や産業界、法規の一致への動きは、一歩間違うと、
世界が一致して創造主に逆らい、一度に滅びに入る危険をはらんでいることを忘れてはならない。
すなわち、世界が一致して、神への冒涜や背信を制度化したり法規化すれば、
世界は一度に”死の国”に成り果てる。
しかも、現在の市民社会は、主権と自由が市民一人ひとりに与えられており、
その選択権の行使によって、決定されていく事項となるのだ。
つまり、決定された事項の責任は、市民社会が、個人的、共同体的レベルで
負うことになる。王様の責任や権力者の責任にはできないのだ。
主権は市民にあるのだから。
王であり、主であるイエスの御国よ、新たな方法で、再び力強く現われてください!
そうでなければ、世界は、市民としての自分たちの主権に基づいて、”死の国”を
選んでしまうでしょう!