867 :
ランスロット:
さて、いつものオフザケカキコはやめて、
たまにはチト違った趣向の話をしてみてもいいでしょうかね?
KKには関連しない話なんですが、天才指揮者カルロス・クライバー(故人)の
ことをちょっと...ならばクラシック板ですれば良いのでしょうが
あそこで書込みをしても「コノ、ふかし野郎めが!」と言われること必至。
ですので、当スレにて書込みをした方が有益です。
幸い当スレにもクラシック好きの方もいるようですし
ひょっとすると天才指揮者カルロス・クライバーが好きな方もいるやもしれませんからね。
クラシック音楽界について興味のない方には「あっそう..」という話なので
飛ばしてください。では。
>>857 ゼロさんへ
>総裁は「方便後」も、8.2次元平均の霊格を信次霊には与えています。
それはひとつの解釈として、私側から否定はしていませんよ。
>霊格的には天台大師と交流が可能なポジションにいます。
>裏代表として出ているのならば、当然、モーゼもその動向を見守っています。
ですので、公式見解として「生前の高橋信次に対して、天台やモーゼが霊的に関与した」か否かを尋ねておいてくださいと言っております。
あなたの解釈止まりでは何の意味もありません。
こちらが求めているのは公式見解だけですから。
869 :
ランスロット:2006/05/30(火) 18:53:56 ID:NJ50tUf1
(つづき)
僕がドイツのベルリンに居た時の話で、
ベルリン中央駅の近くにオイロッパーセンターというビルがありまして
ある日僕はそのビル内のレストランで友人達とディナーを楽しんでいました。
すると、な、なんと驚いたことにあのカルロス・クライバーが
一人でふらりとレストランに入ってきたのですよ!!!
嘘だろ、こりゃマジかよ!信じられネェよ、うひょ〜気絶しちまいそうだあ…☆
ベルリンに長く住んでいれば世界的に有名な指揮者・演奏家はよく見かけるものですが
このカルロス・クライバーだけは別格なんです。
クラシックファンの方ならばクライバーのキャラクターについては御存知だと思うのですが
クライバーは、生前から既に伝説となっていた様な人物でしてね
ヘルベルト・フォン・カラヤンをして“正真正銘の天才”と言わしめるほどの音楽家です。
クライバーは言ってみればヒッキーみたいな感じでね、自宅には大きな冷蔵庫があって
一度にありったけの食料を購入しその冷蔵庫に収納するんですが
冷蔵庫内の貯蔵量が減ってくると、重い腰をあげるかのように
音楽活動を始めるんですよw クライバーは寡黙なマイスターって感じの人物で
彼の言葉はあまり残っていないのですが、しかしバーンスタインにこんなことを述懐しています。
『 私は庭の野菜のように 太陽の光を浴びて成長し 食べて 飲んで そして眠りたいだけです 』
870 :
ランスロット:2006/05/30(火) 18:55:46 ID:NJ50tUf1
(つづき)
クライバーさえ望めば、ベルリンフィルだろうがウィーンフィルだろうが
世界中のどの名門オケも三顧の礼を以ってして彼を終身音楽監督として
歓迎したことであろうが、クライバーはそういう世界とは逆の人生生活を選びました。
つまりは「庭の野菜」のような生活を選んだのです。
さて、ここからが今回の僕の自慢話となってくるのですが
このクライバーの数少ない言行録で本場ドイツ人でさえ知らない言葉を
この僕が知っているのです、というより世界中で僕(と数名の僕の友人)しか知らないクライバーの言葉です。
上述の「庭の野菜」の話ならば、ネットや本でも見ることはできるでしょうが
これから僕が記述するクライバーの言葉はネットや本では絶対に見つけることは出来ません!
なぜならば、僕はさきほどのレストランでそのカルロス・クライバーに話しかけたんですよ!おこがましくもです、
だから僕がカルロス・クライバーから直接に彼の生の声で聴いた言葉なのです。
クラシックファンの僕からすれば100年、いや1000年に一度あるかないかの誠に稀有なる機会!
それは、喩えるのなら、釈尊に憧れやまぬ想いを持つ天台大師が、ある時トイレで小便をしているところへ
後からひょっこりと便所へやってきて隣の便器で小便を始めたその男の顔を見てみれば
なんとそれは釈尊であった様な、そんな奇跡的な機会と言えると思います。
871 :
ランスロット:2006/05/30(火) 18:58:37 ID:NJ50tUf1
(つづき)
僕は、ありったけの勇気を振り絞り礼儀正しく(アーベーツェレベルなドイツ語で)
着席しているカルロス・クライバーに話しかけてみました。
記念すべき僕の一言目はドキドキしながらも
『 失礼いたします、あなたにお会いできて誠に光栄であります☆ 』
というものでした。まあ一応簡単なドイツ語だから発音を標せば
→エンシュルディグンッ グートゥナーベン,ヘル クライバー! イヒ フロイェミヒ ズィキンツレゥネン!みたいな感じです。
するとクライバーは『こちらこそ』と少し微笑んだような表情で
言葉を返してくれたんです!うおーーーっ、これきたね!
僕の高まる胸の鼓動は鳴りやまず、瞳からは心の脈動による汗が今にも溢れ出しそうでしたよ!
しかし俺って奴ぁ〜…まだマトモなドイツ語も喋れないのに、クライバー神に話し掛けるなんて、
ああ、いったい何てコトをしでかしているんだろうか!!! と思いつつも、上ずりながら僕は
『 私は日本から来ました、あなたを尊敬しています、あなたのCDをいつも聴いていました 』
(ホントはいつもは聴いていなかったけど)
さらに
『 あなたは世界一の指揮者だと思います、あなたに会えて本当に本当に嬉しいです! 』
と簡単なドイツ語で調子のいい事をなんとか述べてることが出来ました。
872 :
ランスロット:2006/05/30(火) 19:00:28 ID:NJ50tUf1
(つづき)
するとクライバー神は、また微笑を以って穏やかにスローなドイツ語でこう仰りました。
(※僕の脳内意訳というフィルターがかかってしまうけれど)
『 ありがとう。でも君は本当に私が、世界で一番の指揮者だと思うかい?
私はねベルリンでも一番の指揮者ではないのだよ...
なぜならベルリンにはヘルベルトがいるじゃないか(微笑) 』
嗚呼、帝王カラヤンのこと「ヘルベルト」と呼ぶクライバー神、
そして、帝王カラヤンはもう既に他界しているというのに
クライバー神の中では“ヘルベルト”として今も生きつづけているんだ...嗚呼
なんということだろう、そう僕は今、これまでに経験した事のないような
感動的な場面に遭遇しているのだろうか!日本で10代の学生時代より
ずーっと聴き続けたクラシックス、集めに集めたレコードCDは500枚にはなるでしょう
憧れ続けたドイツ、憧れ続けたベルリン...そして今僕はその憧れの世界の
頂点に立つ天才カルロス・クライバーを目の先50センチほどにして、
喜びの感動からくる生命の躍動の刹那に確かに存在しているのだ!
このときばかりは僕は「ああ、神様ありがとう...」という思いが自然に心に浮かびました。
それにしても、カルロス・クライバー...やはり素晴らしい御方でした。
どうでしょう、クラシックファンにはたまらない話ではないでしょうか!
以上であります。
※カルロス・クライバーは2年前にお亡くなりになりました。