あなたを救うさくら教・5

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34名無しさん@3周年
25 李香蘭と李小狼

李香蘭(りこうらん)というのはね、
戦前の満州国(中国東北部)で活躍した、「満映」所属の女優でね、
山口淑子 元参議院議員のことなんだよ。
  ( 参考: 『リー・シャンラン(李香蘭)』 http://www2.wbs.ne.jp/~jrjr/hk1-31.htm )
李香蘭の正しい発音は「リー・シャンラン」、どこかで、聞いたことのある名前だよね?
そう、李小狼(リー・シャオラン)に極めて近いよね。

2005年8月23日の朝日新聞(夕刊)1面に、「李香蘭」関連のコラムが掲載されていましたので、引用します。

 > そもそも「李香蘭」は、歌える中国人女優を探していた満映が中
 > 国語の堪能な山口に目をつけて生まれた。「五族協和」を理念とす
 > る満州国のヒロイン。たとえば、日本青年に恋心を抱く中国娘を演
 > じさせられた。国策に利用された悔いは今も消えない。

> 日本青年に恋心を抱く中国娘
この文の陰陽(性別)を逆転させると、
「日本少女に恋心を抱く中国少年」
と、なります。これは、李小狼そのものですね。
つまり、李香蘭(リー・シャンラン)をひっくり返したのが、李小狼(リー・シャオラン)なんだよ。
ここに、『カードキャプターさくら』に織り込まれた、CLAMPの「呪術」を感じます。

参考: はてなダイアリー:李香蘭とは http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CD%FB%B9%E1%CD%F6
    はてなダイアリー:李小狼とは http://d.hatena.ne.jp/keyword/%cd%fb%be%ae%cf%b5
    『カードキャプターさくら』のキャラクター http://www3.nhk.or.jp/anime/sakura/character.html
35名無しさん@3周年:2006/03/16(木) 23:33:04 ID:u9PyeU7O
『サクラ大戦』にも李紅蘭(≒李香蘭)なるキャラクターが登場しています。
  ( 参考: キャラクター紹介 李紅蘭 http://mysterious.xrea.jp/sakura_dbase/cyars_koran.html )
1906年3月3日生まれだそうですが、この日は「桃」の節句です。
つまり、岩長姫に関連する日に生まれたんですね。

参考: 『アニメキャラ誕生日表』 http://www6.ocn.ne.jp/~nijiiro/chara_birthday.htm

参考:『李香蘭とは』
最後の清朝皇帝であった溥儀を執政(のち皇帝)として建国された、
実質は日本の関東軍が支配していた傀儡国家「満州国」。
その満州国と満鉄が半分ずつ出資して設立した、国策宣伝映画会社が「満映」(満州映画協会)だ。
その満映の看板女優が李香蘭(日本名:山口淑子)だった。
  参考: リー・シャンラン(李香蘭) http://www2.wbs.ne.jp/~jrjr/hk1-31.htm

李香蘭と長谷川一夫が共演した、
『白蘭の歌』、『支那の夜』、『熱砂の誓い』、は「大陸三部作」と呼ばれる。
『支那の夜』では、
長谷川一夫演じる日本青年が、李香蘭演じる日本人を憎む中国娘を平手打ちにするのだが、
殴られた中国娘は日本青年に惚れてしまうという、中国人を侮辱した映画であった。
これらの映画は中国人を深く傷つけたのだった。
なぜなら、長谷川一夫が日本人を、李香蘭が中国民衆を暗示しているからだ。

李香蘭は日本人であったが、素性を隠して、中国人女優として振舞っていたのだった。
のちに、李香蘭は自分が日本の国策に利用されたことを悔やんだのだった。
  参考: 山口淑子著『「李香蘭」を生きて』 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532164923
      劇団四季:李香蘭 http://www.shiki.gr.jp/applause/rikoran/

※この李香蘭(リー・シャンラン)を裏返したのが李小狼(リー・シャオラン)なのだ。
36名無しさん@3周年:2006/03/16(木) 23:34:46 ID:u9PyeU7O
26 中主日従

本日の産経新聞(朝刊)3面に、「李香蘭(リー・シャンラン)」に関するコラムが掲載されていますので、
少々引用します。

 >  その挑発に乗って四季劇場に出かけてみた。舞台は冒頭から李香
 > 蘭が敗戦後の昭和二十一年、上海で間諜容疑の漢奸裁判にかけられ
 > るところから始まる。「漢奸」とは、敵に協力した中国人反逆者の
 > ことである。映画「支那の夜」の中国娘を演じたことが屈辱的だと
 > 罪に問われた。
   (2005年9月2日産経新聞(朝刊)3面より引用)

 > 映画「支那の夜」の中国娘を演じたことが屈辱的
映画『支那の夜』では、
長谷川一夫演じる日本青年が、李香蘭が演じる日本人を憎む中国娘を平手打ちにするのだが、
殴られた中国娘は日本青年を好きになってしまうという、中国人を侮辱した映画であった。
これらの映画は中国人を深く傷つけたのだった。(>>689 で既出)
なぜなら、長谷川一夫が日本人を、李香蘭が中国民衆を暗示しているからだ。
この映画は、満州国の建国の理念である「五族協和」のプロパガンダであった。
「五族協和」は、満・漢・鮮・蒙・日本が協力して生きていくことだから、それ自体は正しいのだが、
『支那の夜』などのプロパガンダ映画で描かれたのは、「“日”主“中”従」の歪んだ「五族協和」だった。
李香蘭(本名:山口淑子)は日本人だったが、素性を隠して、中国人女優として振舞っていた。
戦後、李香蘭は自分が日本の国策に利用されたことを恥じたのだった。

李香蘭について長々と書くのは、
李香蘭(リー・シャンラン)をひっくり返したのが、李小狼(リー・シャオラン)だからです。
「日本青年(長谷川一夫)に惚れる中国娘(李香蘭)」 この文の陰陽(性別)を逆転させると、
「日本娘(木之本桜)に惚れる中国青年(李小狼)」 に、なります。
「“日”主“中”従」も逆転して、「“中”主“日”従」になるのでしょうか?
『カードキャプターさくら』においては、木之本桜が主役なので、「“日”主“中”従」的です。
『ツバサ・クロニクル』においては、小狼が主役なので、「“中”主“日”従」的です。
『ツバサ・クロニクル』が「反日アニメ」であるという解釈も可能かもしれませんね。
37名無しさん@3周年:2006/03/16(木) 23:35:39 ID:u9PyeU7O
参考: 「李香蘭」関連記述全部
     リー・シャンラン(李香蘭) http://www2.wbs.ne.jp/~jrjr/hk1-31.htm

文責: 山崎貴史@さくら教広報