508 :
小林 徹也:
「四季のトラピスト」は、トラピスト修道院100周年を記念して、北海道新聞社から
発売された。撮影は修道院内で、北海道新聞のスタッフによって行われた。
私もその時期にトラピストにいたので、撮影に参加しているが、ほとんど写っていない。
奇妙なのは、修道院の主要メンバーと古参だけでなく、近年入会したメンバーも、
ほとんどアップで撮影されており、顔が記録されていることだ。幸い、私はアップでの記録はされなかった。
1998年に巡礼登山で崖から転落死した堀口神父(修練長兼工場長)も、一昨年帰天した高木大修道院長も記録されている。
堀口神父にとっては、最後の記念になった。妨害者として入り込んだアルフォンソ修道士も撮影されている。
この撮影には不可思議なところがいくつかあり、写真集をよく見ればわかるのだが、記録された写真の印象が、まるで
トラピストでの生活を中傷しているかのように感じられるものがある。
北海道新聞社の意図は明確ではないが、本来、絶対に顔を出さない隠棲修道院の修道者をアップで撮影していったこと
などは、何か特別な意図があったのではないかと感じられる。
このトラピスト100周年の年、当別トラピストの母院であるフランス・ブリュックベック修道院の大修道院長、そして
厳律シトー会のローマの総長も来日している。私はその際、この二人と面会して、修道院内の異常について詳しく
口頭で伝えている。
509 :
小林 徹也:2006/07/08(土) 09:27:36 ID:um68myfs
マザーテレサとカトリック教義と移民労働者を中傷して妨害していた
日本の思想的保守層とリベラル勢力は、今、少子化問題で苦しんでいる。
必要なのは、世界と人類を作られた創造主が、先進国の人口減少と第三世界の人口爆発、
グローバル化と人間の移動という現実の中で、何を人類に望まれているかをしっかりと誠実に見極めることだ。
産児制限や中絶、晩婚化や避妊、マスターベーションの問題、個人主義と地域の崩壊、産業構造の激烈な変化に
ついていけない労働環境と家庭生活、ライフスタイルやワークスタイルの急激な変化への本能的な恐れ、慢性的な
雇用不安など、少子化の要因は複雑にからみあっている。
だから、カトリック教会の教義に示されている創造主の思いを、安易に非難せずによくくみとって分析し、
神が望まれる本来の人間生活と男女の愛、命の尊厳と価値、愛し合い受け入れあい、神の摂理と出会いを
大切にする生活の喜びについて、もっと誠実に、”真の現実主義として”見極めるべきだ。
人生を導く善なる神の摂理への信頼と、人間共同体への信頼なくして、 少子化の本質的な解決はあり得ない。
自由の拡大の理念や権利意識だけの”空想的結婚観と子育て観”は、実際の人間社会に適応できず、婚期を遅らせ、
人間共同体に破綻をもたらそうとしている。
510 :
小林 徹也:2006/07/08(土) 11:57:26 ID:um68myfs
日本の悪しき模範によって、世界の社会構造の本質的問題が解決できなくなり、
世界が分裂して社会的滅びが深刻化するより、より和解した明日の世界のために、
自然な形で移民を受け入れることは、日本国の名誉と称賛を高めることになるだろう。
移民が社会に遍在するようになれば、日本人にとって、それは恐れではなく、同胞となるのだ。
移民の前では、日本人は、自分たちの民族の中のカリスマや社会的傾向の中で、
何が優れていて、何を伝え、何を学ばねばならないかを意識するようになるだろう。
いずれにせよ、偏狭な民族主義や自国中心主義は、もはや真の日本の精神でもなく、
新しい国際国家・日本の未来に伝えるべき新しい伝統でもない。
リーダーシップとは、基本的に信頼を勝ち得なければ持ち得ないと言うことを、
あいまいな村社会のコンセンサスを基本にしてきた日本人は気づいていない。
511 :
小林 徹也:2006/07/08(土) 22:44:28 ID:um68myfs
国家の施策に従って移住していった人々は、世界中に歴史的に大勢いる。
現在も、フィリピン人やブラジル人、ペルー人などは日本に出稼ぎに来ている。
南米は比較的寛容だったし、チャンスも与えられていたので、日本を脱出したい人々
は、希望と夢をもって出かけていった。現在のような情報化社会ではない。
政府の広報や、周囲の友人の情報だけでも、男の夢を抱けた時代だ。
しかし、現在、日本には周囲の国から出稼ぎに来ることさえ容易ではない。
移住はおろか、出稼ぎさえ容易ではなかった。
しかし、労働力が足りなくなると、今度は施策として増やそうと動いた。
しかし、過去に苦しめたフィリピン人やブラジル人、ペルー人などは優先されず、
むしろ中国人を優先させている。
日本は、移住や出稼ぎを妨げてきた。そして、超法規的就労で働く時は、
必ず背後にブローカーの存在があり、高いマージンを取られていった。
あなたがたは、偉そうなことを世界に何一つ言えないほどに、周囲の国々に
疑われて恨まれ、ひどく”自分たちの国の性格”について、自覚の無い国なのだ。
リーダーとして尊敬されるはずがない国だ。6カ国協議から日本が外れれば、話はスムースに
行くだろう。それほどに、日本は発言する資格が無いということを知るべきだ。
戦前戦中戦後とアジアや南北アメリカ大陸に日本人が行った侮辱よりも、侵略国家・日本の捕虜に対して行われた
シベリア抑留のほうが、対戦国にとって当然の権利であり、普通のことであったとは、なぜ思えない?
512 :
小林 徹也:2006/07/08(土) 23:10:23 ID:um68myfs
あなたがたは、中国の共産主義化も、ソビエトの南下も、朝鮮半島の分裂と38度線も、
フィリピン人の心に深く残る日本人への恐れも、全て日本の占領に起因している
ことをどうしてわからない?
朝鮮半島の分裂は、確かに日本の占領と降伏の遅れ、そしてソビエトの参戦と
戦後秩序の混乱が無ければ起きなかっただろう。
大日本帝国へのネガティブな印象と、それへの反発と言う潜在意識がなければ、共産コミュニティーへの
徹底した選択は起きなかったに違いない。
大日本帝国の帝国主義者のアジアでの占領と横暴がなければ、中国の共産化と
朝鮮半島38度線の分断、北朝鮮の共産化は起きなかったのではないかと、私は考えるのだ。
あなたがたは、日本が占領した後、ソビエトが参戦してからの推移について、冷静に
アジアの国々の歴史観から見たことがあるのか?
朝鮮半島の多くの人々が、38度線の分断について、根本的な原因は日本の支配であると
認識しいる。そのことを考えたことがあるのか?