4. 情報のコントロール
組織に対する批判的情報の禁止です。私は、聖書を読むこともあれば、
仏教の本を読むことあれば、宗教に批判的な本を読むこともあります。
いくつかの特定の宗教団体が出版している本やパンフレット
を読むこともあります。
しかし、破壊的カルトでは、そのような自由を許しません。特に、
脱会者の文書やネット情報などに 触れることを強く禁止します。
対抗する伝統的宗教の本を厳しく禁止することもあります。
ジャンヌ掲示板やマスコミや2チャンネルなどの、第三者的な
情報の入手を悪縁とかいって禁じることもあります。
思想や感情が行動を生みますが、行動することが、また思想や感情を
生みます。
そして、自分の考えや行動が正しいかどうかを判断する客観的情報は
ありません。
このようにして、人はマインドコントロールされ、組織の奴隷になって
いくのです。
上の4つのコントロールは、ハッサンの「マインドコントロールの恐怖」
を参考にしながら、 自分でもいくつかの破壊的カルトを思い浮かべながら
書きました。
すべての破壊的カルトが、上の具体例のすべてを行っているわけではありま
せん。
スティーヴン・ハッサン 著 浅見定雄 訳
「マインドコントロールの恐怖」