51 :
ゴンザレス高山:
<49のつづき
こういう方は、ある意味では、宗教的に非常にプライドが高くて、自尊心がある方ですから、こう
いう方を説得する場合には、やはり宗教的説得が必要なのです。それを間違えて、何万、何十万の
人を動かすときにやるように、ハウツー的な「このようにしてください」という指示ばかりを出して
も、言うことをきかないのです。
こういう方に対しては、宗教的に説得しなければいけません。法話でもって、法的な説得をしなけ
ればいけません。宗教的根拠を示して、「あなたの考えは間違っている。このようにすべきだ」とと
いうことを説得しなければいけません。この世的な、ハウツーに凝ったような、作業マニュアル的
な指示、あるいは誘い方、あるいは参加のさせ方で誘っても、駄目なのです。
ですから、宗教天狗、プライドの高い人だと思ったら、このプライドの皮を、やはり法論で破って
やる必要があるのです。宗教の悟りでもって、破ってやらなければいけません。
「あなたの考え方は、法に基づけばこういうところに問題があり、違っている。だから、あなたは今、
正しい道に入るために、みんなと同じように、まずセミナーなり講演会なりへ行って、説法を聞かな
ければいけない。『声聞』の修行をしなければいけない。そして、自分を磨かなければいけない。さ
らには、ほかの人と同じように菩薩への道を歩むために、きちんと人を救う、そういうことをしなけ
ればいけない。自分独りの唯我独尊でいてはいけない。唯我独尊でいいのは一人だけ、仏陀だけであ
って、それ以外の人は、それではい