38 :
ゴンザレス高山:
<36のつづき
“だれが取材したかも特定されていない”と最高裁で指摘されるなど文字通り前代未聞のことで、
メディアとしては恥ずかしい限りのことである。これでは「週刊現代」の記事は、「だれが取材した
かも分からない“幽霊記事”」となり、マスコミとしてはその拠って立つ社会的信用を根底から失
ったに等しい。その意味で、最高裁の判断は評価できよう。
−マスコミ裁判における歴史的判決−
このような名誉毀損訴訟ではマスコミ勝訴の原判決の「破棄差戻し」は、通常あり得ないことだ。
それが今回の逆転判決に到った背景としては、憲法が予定していない4番目の権力として台頭した
マスコミが、その権力を乱用して行なっている人権蹂躪の数々を、最高裁が充分に念頭に置いてい
ることがうかがえる。
本誌は7月号で、悪徳マスコミの「言論の暴力」に対する裁判所や警察の奮起を期待した。そうした
中での今回の最高裁の判断は、「表現の自由」を盾に言論の暴力を振るい、人々の心を蝕んでやまな
い悪徳マスコミに対して、司法の頂点が強い態度で臨む姿勢を打ち出したものと言える。
その意味では今回の最高裁判決は、幸福の科学の勝利だけでなく、現代におけるマスコミのあり方
に警鐘を鳴らす歴史的判決と言えよう。
39 :
ゴンザレス高山:2005/12/26(月) 19:20:20 ID:SC/LpotT
<38のつづき
−明らかになった幸福の科学信者の抗議行動の正当性−
さらにこの判決は、もう一つの重大な意味を持つ。
91年、講談社は冒頭の「週刊現代」の記事をはじめ、自社メディアを動員して、まさに「言論
の暴力の嵐」としか言いようのない数々の捏造・誹謗中傷記事を宗教法人幸福の科学に対して
加えてきた。
これに対して幸福の科学は講談社へ公式抗議文を再三送付。しかし、同社側はそれを無視し、
その後は幸福の科学側への取材も一切行なわないまま捏造報道を流し続けた。
それに業を煮やした幸福の科学が代理人弁護士名で送付した抗議書に対して、ようやく講談社
から届いた回答は、なんと「今後も報道を続けてゆく」という、恫喝にも似た内容だった。この
誠意なき回答が、幸福の科学信者をして抗議に立ち上がらせたのである。
信仰の対象である大川隆法総裁(当時は主宰)を、捏造記事という活字の暴力で傷つけられ、
帰依している僧団(サンガ)を辱められることは、真に信仰を持つ者にとっては、自分の生命
を奪われる以上の苦痛である。講談社側が反省の色もなく、活字による蛮行を続けるのであれ
ば、信者がそれに対して抗議することは当然であった。
ところが、講談社編集部に対する電話やFAX、あるいは手紙といった合法的手段による、信
者の真摯な抗議に対して、講談社はこともあろうに「業務妨害」として提起したのである。