316 :
シニカル三浦:
【幸福の科学月刊誌・2005年6月号】
大川隆法総裁スペシャル・メッセージ
<『神秘の法』入門>
@神秘的なことを真正面から捉えた書
−『神秘の法』の特徴−
今月から、三回にわたり、「『神秘の法』入門」と題して、私の著書『神秘の法』(幸福の科学出版刊)についてお話ししていきます。
『神秘の法』は、私の「法シリーズ」の十巻目として刊行したものです。著者として、この本の読みどころというか、「私が訴えたいことは、どういうところにあるのか」ということを、簡単に述べておきたいと思います。『神秘の法』解読のための入門的な話になれば幸いです。
この本の特徴は、「霊的なことや霊界の様相など、神秘的な事柄、いわゆるオカルトと言われるようなことを、真正面から捉えている」ということです。
もちろん、それは宗教を信じる人にとっては当然のことではあるのですが、まだ、社会の一般の人々は、それを公然と認めるところまでは来ていないのではないでしょうか。
私の数多くの著書においても、やはり、「この世の人間としての生き方」というものを強く訴えかけ、巷に溢れる幽霊話、霊界ものとは一定の距離を置いてきたことも事実です。
それは、「その手のものが玉石混交であり、それが人間精神を向上させるものであればよいけれども、興味本位にのめり込んでいくと、場合によってはさまざまな霊的な悪影響を受けることもある」ということを懸念したためです。
317 :
シニカル三浦:2005/12/28(水) 15:56:16 ID:RLyiQobO
<316のつづき
私の考えによれば、「あの世での生き方を決めるのは、この世の生き方そのものである」ということになります。
「この世での、ものの考え方、人生観、他の人との接し方、そして、『どのように生き、死んでいくか』という
ことそのものが、あの世の世界での、その人の生き方を決めるのだ。
その意味においては、大づかみに、霊界の存在や、あの世が多次元世界になっていることを知っていてもよいけれ
ども、あの世にのめり込むのではなく、この世のなかにおいて自分の魂修行に励むことが、すなわち、来世の幸福や
来世の発展をも意味するのだ」こういうことを私は説いてきたわけです。
したがって、霊界の存在等を前提としつつも、むしろ、「この世での、人間としての生き方を正していく。自分自身
の心を磨いていく」ということが教えの中心であったのです。
ただ、なかには、「自分は、信仰が立ち、霊界の存在等も、もう充分に分かっているので、霊的なことを前面に出し
て正面から取り組むような内容についても勉強したい」という人もいるでしょう。そういう人のことを考えて書いた親
切な手引書が、『神秘の法』であるということです。