1 :
lev ◆TS8yhAeDPk :
想像力はおそらく、いまこそ、みずからの権利をとりもどそうとしている。
もしも私たちの精神の奥深いところに、
表面に現れる力を増大させるような、
あるいはそれと争って勝利をおさめうるような
そんな不思議な力が隠されているのなら
その力をとらえ、まずとらえ、
そのうえで、必要とあれば私たちの理性の監督下においてやることが
なによりの得策である。
分析学者たち自身、
そこから利益を得るばかりでいてよい。
シュルレアリズム宣言 アンドレ・ブルトン
厳谷國士訳 岩波文庫 20頁より引用
2 :
lev ◆TS8yhAeDPk :2005/12/17(土) 08:36:17 ID:uuhRSZAQ
あーこりゃだめだ
即氏すれかなー
3 :
lev ◆TS8yhAeDPk :2005/12/17(土) 08:43:07 ID:uuhRSZAQ
詩
はじける笑い
セイロン島でサファイアの
いちばん美しい麦藁も
あせた顔色をしている
監禁されていては
人里はなれた農場の中で
その日その日に
ふかまってゆく
ここちよさ
車の通れる道路が
未知の岸辺にあなたをみちびく
カフェが
その聖者にかわって福音を説く
4 :
lev ◆TS8yhAeDPk :2005/12/17(土) 08:52:51 ID:uuhRSZAQ
無線電信は? けっこう。
梅毒は? おのぞみなら。
写真は? さしつかえあるまい。
映画は? 暗いホールのために喝采を。
戦争は? 大笑いだった。
電話は? もしもし、はいはい。
青春は? 魅力ある白髪だ.
私にありがとうといわせてみたまえ。
「ありがとう」
ありがとう
5 :
lev ◆TS8yhAeDPk :
「ひっくりかえれ、ひっくり返って歌え、それに、
大聖堂の薔薇窓がたのんだら泣いてもくれ、
この薔薇窓はわたしのものほど美しくはないが、
石膏の中に私はおまえの若い光線を、
おまえのくるおいしいほど若い光線をとらえるだろう。
見ろ、サロンの中で回転している快楽の石臼を、
そして車輪のまわるたびに、カードのさばかれるたびに
とびたつあの鳥を。
さあ、わたしに約束してほしい。」