141 :
シルビア山本:
『着実なる前進を』
大川隆法総裁 スペシャル・メッセージ 2004年1月号より
「精舎における心の錬成」
新しい年の初めに当たり、「着実なる前進を」と題して、お話をしていきたいと思います。
私は、一九八六年に幸福の科学を始める際、「信者の一人ひとりを悟りへの道に誘いたい」という
強い願いを持っていました。
そのため、幸福の科学では、初期のころから、講演会や研修会にとても力を入れてきました。特
に、研修会は、参加者が非常に熱心であり、また、その内容においても定評のあるものでした。
現在は、幸いにして、全国に数多くの精舎が建つようになってきました。これによって、毎年毎
年、数多の仏弟子たちが精進し、心の塵や垢を落とす修行ができるようになったことを、うれしく
思います。
本年も、またいちだんと心の深みへ参入できるような修行を行っていきたいと思います。
そして、みなさんが、精舎の研修に参加して、「自分はいっそう奥深い人間になれた。悟りに向かっ
て、着実な前進を遂げた」と言えるような年にしたいと願っています。
かつては、私の講演会だけで教団が動いていた時期もありましたが、いまは、立派な精舎が各地に
建っているので、その精舎において、一年三百六十五日、心の錬成、心を練り上げるという修行がで
きるようになりました。ほんとうに尊い機会が数多く用意されています。そのことを心からうれしく
思います。
142 :
シルビア山本:2005/12/07(水) 19:06:19 ID:c5l6n7vt
<141
もちろん、大部分の方々は、この世において、会社仕事その他の生業に就いているでしょうから、
修行のための時間が充分に取れないという悩みを持っていることは、私も理解しています。
しかし、一年を通じて、研修にまったく参加できないということも、おそらくないでしょう。
また、みなさんの苦労を少しでも和らげようと考え、全国各地において、みなさんの生活圏に近い
ところに新しい精舎を建てています。
しかも、本来ならば、精舎の研修内容は、全国一律にすべきものですが、せっかく新しい精舎を建
てたのに、まったく新しい研修がないというのも残念なことですから、新しい精舎を建てるにあたっ
ては、私が一つひとつ心を込めて研修の内容を吟味し、数年前から研修プログラムを作成するという
努力をしています。
また、当会の講師陣、職員陣も、全国できちんと研修会ができるように真心を込めて努力しています。
「宗教としての活動の原点」
昨年は、当会の四作目の映画、『黄金の法−エル・カンターレの歴史観』が、全国の映画館で上映
されました。
宗教団体としては、まことに異例なことですが、幸いにして、幸福の科学は、一般の方々にもずい
ぶん受け入れられています。
通常、新しい宗教は、アンケートその他の調査によれば、二〇パーセントか三〇パーセント程度し
か受け入れられないものですが、幸福の科学は、宗教を信じている人も、信じてない人も、共に一定
の評価をしてくださっており、幅広く受け入れられています。これは、信者のみなさんの日夜の精進の
たまものであると思います。
143 :
シルビア山本:2005/12/07(水) 19:08:48 ID:c5l6n7vt
<142
また、書店からも、映画館からも、かなりの信用をいただいています。
そして、当会が信者以外の人にも開かれた宗教であるということを、人々は理解して
くれています。
それはなぜかというと、私たちは、常に宗教の原点に返って考えているからです。当
会は、もちろん宗教法人という法人格を持っていますが、宗教というものの根本は、当
然ながら公益法人なのです。
公益法人とは何であるかというと、「公の利益のために活動している法人」ということで
す。これが、宗教の本来の姿なのです。
公に利益を与える法人、公のために活動する法人である以上、宗教は、本来、評判がよ
いのがほんとうです。そうでなければ公益法人とは言えません。憲法上も法律上も、公益
という目的のために認められた存在なのです。
したがって、宗教が公のために活動するのは、当然のことです。私心を離れて、公をよ
くするため、社会をよくし、国をよくし、世界をよくするために活動している宗教が、幅
広い支持、支援を受けて、人々に受け入れられるのは、当然のことであると思っています。
それが、宗教としての活動の原点です。
もちろん、幸福の科学の熱心な信者として、日夜、教団を支えてくれている方々に対し
ては、非常に感謝をしていますし、信者のみなさんのいっそうの人格の成長と、いっそう
の幸福のために、幸福の科学は、日夜、努力しているつもりです。されども、私たちの仕
事は、独り、会のなかだけ、教団のなかだけがよければいいというものではありません。
教団のなかの人も外の人も、幸福の科学を信じる人も信じない人も、宗教を信じる人も
信じない人も、幸福にしていきたいと考えています。その人が日本人であろうとなかろう
と、たとえ、いま、どのような宗教を信じていようと、あるいは宗教を否定していようと、
そのために、幸福の科学の使命が一歩たりとも緩むようなことがあってはなりません。