564 :
SGY:
【幸福の科学・ヤング・ブッタVol.23より】
−人生の先輩インタビュー−
『やり抜いてこそ味わえる仕事の充実感』
Inteviewer 大野 真子(仮名)(慶應義塾大学 法学部2年)
今回は、証券会社の営業で大きな実績を上げられ、現在、本店の営業課長として活躍されている橘さんに、お話を伺いました。
今月の人生の先輩
三山 達也(仮名)
1965年大阪府生まれ。航空会社、電子機器メーカーを経て、パソコンのソフトウェア会社に勤務。現在、営業担当部長を務める。
「話題のソフトの開発を担当」
大野−三山さんは、現在どんなお仕事をされているのですか?
三山−現在、私はパソコンのソフトウェア会社で、営業担当部長をしています。
営業担当といっても営業だけにとどまらず、お客様のニーズを探るマーケティン
グや、新しいソフトの企画・開発、宣伝など、幅広い仕事を担当しています。私が
開発に関わったソフトは、おかげさまでヒット商品になり、担当者としてテレビ番
組にも出演しました。
565 :
SGY:2005/11/23(水) 13:25:18 ID:ivQ9Ai4D
564のつづき
新しい商品を開発し、実際に売り出すまでには、大変な時間と労力がかかります。
そうやって苦労して世の中に送り出した商品が、多くの人に受け入れられた時は、
今までの苦労が吹き飛ぶほどうれしいものです。
大野−とても付加価値の高い仕事をされているんですね。
三山−最初からこのような仕事ができたわけではありません。でも真剣に取り組むうちに
仕事に対する考え方が変わり、自分の仕事が発展してきたのです。
「たった2人で始めた社内ベンチャー」
大野−仕事への考え方は、どのように変わってきたのですか?
三山−実は、私はもともとミュージシャンを目指しており、仕事は生活を支える手段だと
だと考えていました。以前勤めていた会社では、仕事中も、音楽の練習のことで頭
がいっぱいでした。しかし、プロのレベルには至らず、30歳で心機一転して、現
在の会社に入ったのです。
入社後、パソコンシュップなどに、「このソフトを置いてください」とお願いする
営業の仕事をしました。ところが、担当者の反応は「今どき、こんな古いソフト売れ
ないよ。何考えてるの」と冷たいものです。それでも懲りずに訪ねていくと、「しつ
こいな」と、目の前で名刺を破られたこともありました。
そういうことを繰り返すうちに、次第に悔しくなってきて、「だったら、自分で売
れるものを作ってやろう」と決意しました。負けず嫌いの性格もあって、仕事をやる
からには、とことんやりたいと思ったんです。今考えると、これが転機でした。
そこで上司に頼み込んで、ソフトを企画・開発する事業の立ち上げに、本腰を入
れて取りかかりました。今でこそアルバイトも含めて60人ほどの部になりました
が、始めた時は、たった2人でした。
566 :
SGY:2005/11/23(水) 13:26:29 ID:ivQ9Ai4D
565のつづき
「限界にチャレンジして成長できる喜び」
大野−必要な技術や知識は、どのように身につけたのですか?
三山−「事業を軌道に乗せるんだ」という責任感から、必死になって勉強しましたね。まず
は、インターネットや本などで必要な情報を集めました。仕事が終わって帰宅して
してから、明け方近くまでパソコンに向かったこともあります。
その上で、法律関係なら弁護士、マーケティングの手法や広告の出し方ならベテ
ランのビジネスマンなど、その道のプロに聞いて回りました。
後は実際にやってみて、試行錯誤しながら身につけました。店に出て、「こんなこ
とができたらいいのに」というユーザーの声を丁寧に集め、どんなソフトを作るかプ
ログラマーと議論しました。他にも、広告代理店と打ち合わせしたり、特許を取っ
たり、営業をしたりと、数人分の仕事を一人でこなしました。最初の2年間は、ほ
ぼ毎日終電での帰宅で、休みも年間で4日ほどしか取りませんでした。
大野−すごい量ですね。そんなにやって辛くなかったですか?
三山−もちろん楽ではありません。ところが頑張るうちに、少しずつできることが増えて
くる。仕事を通じて、自分がどんどん成長できるわけですね。そうすると仕事自体
が喜びだと感じられ、ますます仕事に打ち込むようになっていったんです。
大野−私も、そんな「仕事の喜び」を味わってみたいです。
三山−困難から逃げたり、言い訳したりせず、最後までやり切る覚悟があれば、絶対に味
わえますよ。
経典『ヤング・ブッタを目指して』には「チャレンジすることによって、新しい能
力を身につけること、仕事を達成し、やってのけることが、非常に大切です」と書か
書かれています。