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諸君、まず用語を整理しようか。
まず「神道」だが、これは道教の用語だ。
道教は今日、中国最大の宗教であると同時に漢方に代表されるように巨大科学体系である。
道教では、宗教は進化するものとされ、「鬼道」→「神道」→「真道」→「聖道」という段階を踏むとされる。
卑弥呼が「鬼道を用いてよく衆を惑わす」と紹介されてることは有名だな?
つまり、弥生時代は神道ではなく鬼道だったわけだ。
一般に古神道とは明治の神仏分離後の新しき古(いにしえ)を目指した教派神道や、民俗学の研究成果としての鬼道時代の我が国宗教の仮説的な実体を指す。
だが、残念ながら鬼道(古神道)が本当はどのようなものだったかはわからない。有力な仮説の積み上げに過ぎない。
仏教と道教は5世紀頃までには中国でほぼ「聖道」の域に達したと考え、仏教優位の立場からおそらく留学僧など大陸文化に明るい者が、やや軽蔑的に日本古来の固有信仰を「神道」と呼んだようだ。
沖縄の神道も、どの程度大陸の影響を受けたかはわからない。受けてないわけは無い。
もし、まったく大陸の影響を受けて無いなら、神道の命名の由来からすれば、いまだ鬼道の段階に過ぎないという、日本人としては受け入れがたい表現もできる。
以上を踏まえ、話し続行どうぞ
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