■■マリヤ崇敬は何時から始まったのか？■■

偶像を処分する方法は無数にある。
最適な処分方法は、状況によって変化する。
素材、サイズ、場所、利用できる道具、
まわりの人が協力的か非協力的か、
状況ごとに処分方法を選ぶ必要がある。
良い処分方法、問題のある処分方法などもある。
それらを考えていこうと思う。

まず、石膏や陶器のマリヤ像の場合を考えたい。
物理的な打撃によって破壊するのが、最も基本的な処分方法である。
石膏や陶器のマリヤ像ならば、金槌で打ち叩くのが最適だろう。
金槌が無い場合は、マリヤ像に向かって石などを投げ付ける。
逆にマリヤ像の方を石に向かって投げ付ける方法もある。
小さなマリヤ像は石を投げても命中し難いが軽いので、
マリヤ像自体を投げ付ける方が良いだろう。
マリヤ像にマリヤ像を投げ付けたら一石二鳥である。

金槌を使ってマリヤ像を破壊するのは、石をマリヤ像に投げ付けたり、
マリヤ像を石に投げ付けるよりも遥かに効果的な方法であると断言できる。
投げて破壊する場合、どうしても大雑把になってしまう。
破片を拾い上げれば、これは頭部だ、足だ、ということが分かり、
どのような形の偶像であったのか推測できてしまうからである。
破片の一つ一つまで、粉々に跡形も無く打ち砕くには金槌を使うべきだ。
しかも、投げるよりも遥かに命中率が高い。
又、偶像が複数の場合、金槌を使えば、流れ作業のように
次々に壊していくことが可能である。
破片が目に入らないように保護メガネを着用しよう。

木彫りのマリヤ像や、絵画、その他の可燃性の偶像ならば
焼却が最適かつ完全な処分方法である。
単に焼却するよりも、焼却前に、斧で叩き割ったり、破いたりした方が、
より積極的な処分方法であると言える。
郊外ならば、焼却できるが、市街地では燃えるゴミで出すことになる。

リサイクルショップに売ったり、人にプレゼントすると、
自分は偶像から遠ざかることができるが、他の人が害を被るので、
賢明な処分方法とは言えない。

「偶像を処分できないならば、しまい込んでしまえば良い」と言う人もいる。
目に付くところに置くよりは良いが、賢明な処分方法ではない。
地面に埋めたり海に沈める場合も、掘り出されたり、引き上げられたりする
危険があるが、しまい込むよりは賢明である。
埋めたり、沈めたりする前に、打ち砕いておけば完璧である。

壁画状の偶像の場合、削り取るか、壁や建物ごと破壊する必要があり、
破壊しにくい偶像の一つである。
壁画の偶像は、破壊されないように悪魔が
悪知恵を搾って考え出したに違いない。
仏壇にも、固定式で運び出せないタイプのものがある。
イスラム教徒は、ソフィア聖堂をモスクに改築する際、
壁画を壁に塗り込める方法をとったが、
壁の中に偶像があるというのは少々キモイ。

偶像に向かって石などを投げ付ける処分方法を発展させたものだが、
銃弾を撃ち込んで破壊する方法がある。
木製の偶像には不向きだが、陶器や、石膏の偶像ならば砕け散る。
銃声で人が集まることが予想されるので、まわりの人が協力的でないと、
実行するのは難しい。
しかし、意外と、偶像礼拝者は銃を怖れて、妨害してこないかもしれない。
軍人になって外国を占領した場合などには、是非とも実行したい方法である。

銃で偶像を撃つ場合、銃声で野次馬が集まれば、
協力者を得られるかもしれない。
アラブ人などは「手伝わせてくれ」と言う可能性がある。
上手くやれば、伝道できるかもしれない。
流れ弾で他に害が生じないように、崖の下などで行うのが良い。
ルルドのマリヤ像などは崖の洞窟に置かれており、人が多いこと以外、
銃撃に最適な状況下にあると言える。

金槌で偶像を打ち壊すのを誰かが邪魔しにくるかもしれない。
打ち壊す前に、周囲を良く見て、誰もいないことを確認する必要がある。
銃声ほどではないが、金槌で叩いても大きな音が出る。
誰かが音を聞き付け、出て来て邪魔をしそうな場合は、
偶像を運び去って別の場所で打ち砕く方法もある。

国語辞典
邪→道徳的に良くないこと。
魔→人に災いを与える想像上の存在。悪魔。
邪魔→修行の妨げをする悪魔の意味。

我説
偶像を破壊することを霊的に邪魔するのは悪魔と悪霊たちである。
人間が、偶像を破壊することを邪魔するならば、
そいつは悪霊のような香具師である。

等身大以下の偶像ならば金槌で十分だが、背の高い偶像の場合、
縄を掛けて引き倒してから金槌で打ち砕く。
特大サイズの偶像を破壊するには、建設用の重機か、
ダイナマイトを使う必要がある。
大仕事になるが、それなりにヤリガイはあると思われる。

「偶像が何者かによって破壊された」と大騒ぎになったらどうするか？
等身大以下の偶像ならば、しらばっくれてしまえば大丈夫だが、
大仏級の偶像を破壊した場合、そうはいかない。
その場合は、取材に来たマスコミを上手く利用し、大規模な伝道をして、
世論を味方にする他あるまい。