【法難?】新興宗教・真如苑。Vol.48【正法?】

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39資料編
【用語集】

伊藤文明(いとう・ふみあき)真如苑の開祖
 醍醐寺で修験と密教を修め、昭和16(1941)年、大阿闍梨となる。
(苑では大阿闍梨位を得たことを以て「一宗一派を創始する資格を得た」とする)
 基督教学や神智学、占術などを混淆した、独自の教義・教団体制を案出。

伊藤真砂子(いとう・まさこ)開祖・伊藤文明の三女。 
 教主を継ぎ、教団の代表を務める。
 当初は、教祖の遺言「定記」により四女・志づ子との共同運営が施行されたが、
 後に教団はなぜか方針を変更。

「三つの歩み」−教義・修行の眼目−
 教団への三つの貢献「おたすけ(教化の勧誘)・歓喜(献金)ご奉仕(労働)」
 を修行の眼目とし、それらの多寡によって教団内での位階が決まる。
 また修行の方針等を「霊言」で伺う「接心」を受けることを義務づけられる。
 それらを実践すれば徳が増し「お力」(結果的御利益)が得られるとする。
(他方、「御利益」を期待した信仰は禁じられている)

「真如霊界」
 夭折した開祖の子供や開祖夫婦などがおり、苑の霊的なよりどころとされる。
 真如苑信者だけが、死後赴くことができるとされる霊界。

「接心」修行(せっしん)
 本来は精神を統一する行、坐禅に専念することを指す語。
 苑では、独自の「霊能者」と対面で行う降霊術・霊媒術に似た修行を指す。
「霊能者」が「真如霊界」からの霊言を受け、さまざまな指導を授けるもの。
 道場内で信者が車座になり、その円の中を「霊能者」が廻り、各の信者に
「霊言」を告げる。