原始佛教 その14

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372(*)
>>370
手元の電子テキストとヒニュバー&ノーマン本でダンマパダを見てみましたが、
abhisamaya という言葉すらありません。
このマックス・ミュラーの該当箇所もないようです。
http://www.sacred-texts.com/bud/sbe10/sbe1012.htm
この東方聖書の訳は、1855年出版のファウスベル本に依っていると書かれているので、
チルダース辞典の誤りかもしれませんね。

caturAsItiyA pANasahassAnaM dhammAbhisamayo ahosi
は、ミリンダパンハーに確認できました。PTS 351, SL303

その他用例が確認できたのはマハーヴァンサですね。

辞書の出典が誤っているといのは問題ですが、
それは abhisamaya の語義とは関係ないことでしょう。

暇人さんは、原語解釈から早急に手を引かれるのが賢明だと思いますよ。