原始佛教 その14

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331暇人
>>303-304
>水野、Geigerの文法
「水野・Geigerの推定派」とのことですが、水野さん自身はそれでも、「辞典」のはしがき
で、今日現存するパーリ辞書の中で最も詳細かつ研究者必須の辞書として、PTS定番の
「T. W. Rhys Davids and William Stede, The Pali-English Dictionary」を挙げられてます。
更に徹底したものとして「「Margaret Cone, A Dictinary of Pali, part I」ですね。
Aの項はTにありますから当該話題に関しては充分ですね。
「A Dictinary of Pali」が完成したら、「The Pali-English Dictionary」は過去の遺物かも
ですからね。

現代に於いては、これら二つの辞書を無視して、abhisamayaの語義を精密に探れない
でしょう。参考になるにならないにせよ チェックすべきでしょうね。
"THE PALI TEXT SOCIETY'S  PALI-ENGLISH DICTIONARY"は、
PTSの初学者用の小事典だそうです。PTS定番には「The」があり著者も違います。
あなたの>>304のPTSは、初学者用の小事典をお持ちだとのことでしたので、
てっきりウェブPTSも小事典からかと思ってしまいました。
ウッブPTSに「T. W. Rhys Davids and William Stede, The Pali-English Dictionary」をデータ化との記述を見つけられませんでした。どなたか何かご存知でしょうか。