涛蓮宗浄風会

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358松下 顕
>350 風さん
>今は何の関連もなく、浄風会の「宗憲」等によれば、
>宗祖の顕された大曼荼羅本尊に優劣を置くものではないが
>弘安年間のものが勧請形式からいって望ましい、
>とだけあります。

>351 風さん
>御聖人の標準的な本尊要式ではない独自の様式をもった
>本尊を制定しなければならなかったと考えるのが妥当であろう。(中略)
>信仰の自由が憲法で保障された今日では、題目のみの要式本尊に固執する
>理由は無く、御聖人の定められた御本尊を依用することが至当と考えられる

日蓮聖人の顕されたご本尊には勧請形式に広式・略式・要式に分類することができさらにご染筆の
年代もあわせて、それぞれに優劣はなくどれも本門の本尊といえるのではないでしょうか。
これは風さんと同意見かもしれません。
長松清風日扇上人は広略要の中でも要の御本尊を好まれたといえると思います。
それは日蓮聖人が「日蓮は広略を捨てて肝要を好む、所謂上行菩薩所伝の妙法蓮華経の五字也」
と仰せであることに関係があると思います。
要式本尊の脇書きの「三箇之中一大秘法本門肝心上行所傳」とは三大秘法の実体は上行所伝の御題目
という一大秘法である、本門の本尊と本門の戒壇の二箇は本門の題目の一箇にこもると言うことです。
これは日蓮聖人の教えの筋を明らかにされようとされたものと拝察します。
佛立宗では大体このように説明がなされていると思います。勉強不足な為足りない部分はたくさんあるかとおもますが‥‥
ですから佛立宗では広略要の御本尊に優劣をいいません。佛立宗は要式しか認めないという他宗の主張がありますが全くの嘘です。
佛立宗の本山の御本尊は要式ではありませんよ。他のお寺のご本尊も広略要まちまちです。
逆に日扇上人の弟子、多羅尾清車師の流れを汲む浄風会さんが日蓮聖人のご本尊に優劣を付けないとおっしゃっていながら、
長松清風日扇上人の要式御本尊を用いない理由がいまひとつスッキリ理解できませんでした。