原始佛教 その13

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526無宗だ ◆4eP.G3wMrs
http://www5b.biglobe.ne.jp/~pocapoca/sub19.htm
この書評に惹かれ

釈尊の歴史的実像
 磯部隆(1997年 大学教育出版)

を読みました。
 邪馬台国論争はなやかなりし頃、「邪馬台国はなかった」という
( http://www.furutasigaku.jp/jfuruta/section/sec001.html )
タイトルの書籍がでましたが、それを読んだときと似たような興奮を覚えました。

http://www.rose.sannet.ne.jp/yukakosansuian/com/comp5.html
において、註釈に
> 2) 1期経典をスッタニパータ4章5章とする。なお原始経典の新古層については別に論じた。
とあったのですが、その全てが最古層というわけではなく、
その中に、最古層のものが含まれている程度の意味だったこともわかりました。

素人が暇つぶしに読む分にはなかなかの優れものだと思います。
amazonから発注することができますが
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887302053/250-5060132-6550668
ユーズド商品の出品者に注目。思わず、笑ってしまった。

宮元啓一氏が次のページにおいて、
http://homepage1.nifty.com/manikana/m.p/hon/nanatsu.html
>  哲学研究は、それじたい哲学である。哲学することを、飛行機で自在に空を飛ぶことにたとえてみよう。
> すると、哲学研究が依拠するテクストは、ちょうど滑走路に当たると見てよい。滑走路がなければ、飛行機は飛べない。
と述べている。
滑走路作りに参加するのであれば、サンスクリット語、パーリ語、仏教漢文の素養も必要だが、
ちょっと観光飛行を楽しむ分には、すでに豊富な日本語資料が存在しているように思える。