“ある孤島の大邸宅に、10人の男女が集まっている。お互い見ず知らずの彼
らは、謎の男から招待されたのだった。まもなく晩餐が始まる。
申し分ない料理とサービスに、みな上機嫌になっていた。
突如、不気味な声が部屋中に響きわたる。
「諸君はそれぞれ、次にのべる罪状で、殺人の嫌疑をうけている――」
その声は、10人全員の過去の犯罪を暴きたてた。人々は動揺する。姿なき謎
の男の告発だった。
やがて10人が、次々と殺されてゆく。1人、また1人……
ついには、そして誰もいなくなった”
ミステリー作家、アガサ・クリスティーのつくった物語です。