原始仏教 その11

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305独り言 ◆ZZW30U26jo
ガンダーリダルマパダに関して、もう少しだけ。
>>298でリンク貼った著書がスッタニパータ蛇品第3犀角経に対応する
経典のようです。これが報告書の第1冊目で、第二冊目が
ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0295981857/qid%3D1114479927/249-4972768-7772367
こちらMark Allon博士の著書となります。こちらに収納されている写本の
うち一部は対応経典が明確になっているそうな。アングッタラ・ニカーヤ
第四集、及び漢訳『増一阿含経』巻31、『雑阿含経』巻4、『別訳雑阿含
経』巻13に含まれる「豆磨経」だそうで。

で、前述のSalomon教授、はガンダーラ大蔵経の存在を提示していると
のこと。はてさてどうなりますか。

以上、>>296のリンク先より、割とおもろそうな部分だけ抽出しますた。
306独り言 ◆ZZW30U26jo :2005/04/26(火) 11:03:25 ID:s1iKn6l3
あ、なんか変な表現になってる。>>305の下から3行目訂正させて下さい。

× >ガンダーラ大蔵経の存在を提示しているとのこと。
              ↓
○ >「ガンダーラ大蔵教の存在」を推論として提示しているとのこと。
307阿呆陀羅經 ◆FBwkMiTy4A :2005/04/26(火) 14:56:53 ID:qMasM1LW
漢訳諸阿含原典の伝来地?(ケイ)賓地方は西北インドのクシャーナ領であったカシュミールやガン
ダーラなどを指すといわれます。部派佛教諸派が繁栄した地域でもあり各部派が伝承した蔵経が
蓄積されて膨大な「大藏經」となっていた状況は十分ありうると思います。漢土の譯經求法僧もまず
はこの地を目指しますし、この地出身のインド僧も多く漢土を訪れています。
308阿呆陀羅經 ◆FBwkMiTy4A :2005/04/26(火) 15:08:45 ID:qMasM1LW
しかしながらこの地方の佛教は五世紀末に西北インドに侵入したエフタルの王、ミヒラグラ
による大規模な破仏を蒙り、特にカシュミールの説一切有部は滅亡状態になります。この
一連の出来事が末法思想形成の引き金となったともいわれています。