★★★お薦めのキリスト教関連書籍★★★

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27名無しさん@3周年
「キリスト教史T 初代教会」 ジャン・ダニエルー著 上智大学中世思想研究所編 平凡社 1996.9.14
☆☆☆キリスト教史
カトリック系のキリスト教史。第T巻は、初代教会から3c末を詳述。
護教的色彩は免れないものの、初期キリスト教に多彩な立場があったことを確認できる。

「キリスト教史U 教父時代」 マルー著 上智大学中世思想研究所編 平凡社 1996.10.15
☆☆☆キリスト教史
カトリック系のキリスト教史の第二巻。4〜6C公会議時代を担当。この時代に何が議論の
テーマになっていたかを確認できる。

「キリスト教史V 中世キリスト教の成立」ノウルズ他著 上智大学中世思想研究所編 平凡社 1996.11.16
☆☆キリスト教史
カトリック系のキリスト教史の第三巻。604年〜1198年を担当。

「キリスト教の歴史」 小田垣雅也 講談社学術文庫 1995.5.10
☆☆☆キリスト教史
広くキリスト教の成立から現代のキリスト教まで網羅的に書かれているので、入門的な
通史としては便利ない一冊。なお序論で簡単にではあるがキリスト教以前のイスラエルの
宗教にも言及している。
28名無しさん@3周年:05/03/13 23:00:09 ID:RD9OxWk6
「中世思想史」 クラウス・リーゼンフーバー著 村井則夫訳 平凡社ライブラリー 2003.12.10
☆☆☆キリスト教史
2c末の古代から近世人文主義への移行期までが述べられている。第一部の古代史の項では
教父思想にポイントを置きながら、修道生活の成立、発展について言及され、第二部で、
初期スコラ哲学における修道生活の理念、盛期スコラ哲学時代には、大学の学問担い手と
しての新しい修道会と、中世期のキリスト教を解説している。

「イエス像の二千年」 ヤロスラフ・ペリカン著 小田垣雅也訳 講談社学術文庫 1998.9.10
☆☆
古代から現代に至るまでの代表的な「イエス像」を紹介している。「ラビ」「王の王」
「宇宙的キリスト」「人の子」「真の像」「十字架につけられたキリスト」「世を統べる修道
士」「平和の君」「良識の教師」「解放者」など、多様多彩で豊かなイエス像を学べて面白い。

「ギリシャ正教」 高橋保行 講談社学術文庫 1980.7.10

日本ハリスト正教会司祭の高橋による「正教」の解説。懇切丁寧に書かれていて入門向
きには、わかりやすくていいのでは思う。聞きなれぬ正教についてのアウトラインを
しることができる。

「古代イスラエルの思想」 関根正雄 講談社学術文庫 2004.1.10(1982年刊の文庫化)

旧約学で著名な関根の著作。紀元前8Cの預言者たちまでを扱う。
著者の感覚は古い。ただ客観的な学問には配慮しているので、入門書にはわかりやすい。