179 :
名無しさん@3周年:
不動尊 ゐのり経
一心に祈り奉る、香の煙は かすかなれども天に通じて。
天より あま下らせ給う。其時 大日大聖不動明王。
五色の雲の中よりも。御みすがたを顕わせ給う。
あら おそろしや。くりから不動やまんねん。
剣をさかばに かやせば あうんの二字が。火ゑんとなつて。
なわめて まんだら そはかの。なみをあらくれ。
金から童子が。か[う]べにあがって。せいたか童子が 受けとり給ひて。
悪病諸病を からめとつて。三つ石川原の せいはに たたりて。
祈れや祈れや。叶うぞ叶うぞ。さんげさんげ。六根清浄。
一より二けん。三界四はらい。五体の巻もの。六根清浄。七難即滅。
八方からめて。九もつをととのへ。十ぶに祈れば。
神は しょじょう。なさしめ給う。ほんぎゃ[く]ほんじの。大ごま童子
東は日の本。天照大神 鹿しまに香取。生須の明神。神たい日輪。
南は大唐 晴雲星辰。
西は天竺。三世の諸菩薩。仏たい月輪
北は子のくに。出雲の御神。八百萬神。
天も感應。地神も納受。諸願も成就。[南無 大日大聖不動明王。]