カトリック教会のカテキズム
http://www.catholic-church.org/adgentes/catechismus/ja/ 連帯
361 「人類の連帯と愛」というこの法則224)は、個々人、文化、民族の豊かな多様性を排除することなく、人間は皆、真に兄弟姉妹であることをわたしたちに保証しています。
わたしたちは生者と死者を問わず万人との連帯関係にあり、その連帯関係は聖徒の交わりを土台としているのです。
1939 「友愛」あるいは「社会愛」とも呼ばれる連帯原理は、人間的?キリスト教的兄弟愛から直接に要求されるものです47。
1940 連帯はまず、財の配分と労働の報酬とによって表されます。
連帯にはまた、緊張が除去され、紛争が話し合いで容易に解決されるような、いっそう公正な社会秩序を作り上げるための努力も含まれています。
1941 社会?経済問題は、さまざまな形の連帯、たとえば、貧しい人々同士の連帯、富んでいる人々と貧しい人々との連帯、労働者同士の連帯、雇用者と被雇用者との連帯、諸国間および諸国民間の連帯などによってしか解決できません。
国際的連帯は、倫理的秩序が要求するものです。
世界平和は、一面では連帯に依存しているのです。
1948 連帯はきわめてキリスト教的な徳です。
物的なものの分かち合いをしながら、それ以上に霊的宝の分かち合いを実践するのです。
2224 家庭は、連帯や共同責任の手ほどきを受ける本来の場です。
親はわが子に、人間社会を脅かす危険や堕落などから身を守るように教えなければなりません。
2239 国民の義務は、社会の善のために真理と正義と連帯と自由の精神をもって政府と協力することにあります。
愛国心や祖国への奉仕というものは、感謝の義務と愛の要求とによって生じるものです。
国民は政治に基づいた国民生活の中で合法的な権威に服従し、共通善に搴仕することによって各自の役割を果たすべきです。
2255 国民には真理と正義と連帯と自由の精神をもって、政府と力を合わせて社会を築き上げる義務があります。