日蓮大聖人。仏法。

あのー
質問があるので教えてください。
今現在の日蓮宗において安土宗論の地位付けって
どうなってますか？

安土宗論
ttp://www.tabiken.com/history/doc/A/A084L200.HTM

『方座第四の「妙」の一字』の件はどうなってるんでしょうか？

方座第四の妙　は

信長公記巻十二
ttp://home.att.ne.jp/sky/kakiti/shincho15.html

にある記事だが、こんな言葉はない。ほんとにそんなことを言ったかどうかは判らない。
まあ、法論の内容自体は無内容。

出題が不当であるのに詫び状を書いているのはなぜですか？

そうしないと禁教だから。

前出のＨＰには信長は禁教とまでは言っていません。
　�@汝らは宗門を変えて浄土宗の弟子となる
　�A他宗を誹謗せぬ旨の墨付を提出
のいずれかを選べと言っています。
　その上
　日蓮宗各本山連署の証文を差し入れています。
　一度も反論せずに認めているということは
　討論に負けたことを認めた証左ではないでしょうか？

　それこそ自分の正しいと思うことに生死をかけて布教するのが日蓮の教えでは？
　

ttp://home.att.ne.jp/sky/kakiti/shincho15.html
「侍たちが日々軍役を務めて辛酸を舐めている横で、汝ら寺庵衆は安穏として贅沢をなし、
学問もせず、ついには妙の一字の解釈にも詰まる体となった。このこと曲事に尽きる。
しかしながら法華宗は口上手であるゆえ、今後も宗論に負けたとは決して申さぬであろう。
ならば本日敗れた証拠として、汝らは宗門を変えて浄土宗の弟子となるか、
それとも今後決して他宗を誹謗せぬ旨の墨付を提出するか、いずれかを選ぶべし」

日蓮の法難の考え方によれば
その頃の本願寺のように日蓮宗が戦わないのが不思議なのです。
ただ単に疑問に思うことなので失礼かと思いましたが

天文法乱以後、禁教は幾回も行なわれている。その都度、他宗誹謗をしない誓約をして延命した。
日蓮宗が武装抵抗するのは信長の望むところ。この後も、秀吉、家康の時代にいろいろあって
抵抗勢力は不受不施派として地下に潜行した。宗論自体は記録があれだけでどちらが有利だったか
判らない。

『禁教』と『他宗誹謗をしない』は別なのでは？

まったく一体。他宗誹謗さえしなければ禁教はしないということ。
信長、秀吉、家康ともに宗教戦争を終焉させることが目的だった。
従わなかったのがキリスト教と不受不施派。

『他宗誹謗をしない』と日蓮宗は成立しないのですか？

日蓮自体が他宗誹謗をしている。したがって他宗誹謗をしない日蓮宗というのは
修正日蓮主義になる。実際上は多くの宗派が修正主義になっている。例外は
大石寺（日蓮正宗）と妙満寺（顕本法華宗）くらい。

成立するのであれば
『禁教』と『他宗誹謗をしない』は別ですよね？
ならば信長が禁教で脅したとするのは誤りです。
安土討論は日蓮宗の負けではないのですか？

実際上、誹謗しなくなっているだけで、教学的反省は実はちゃんと行なわれていない。
室町時代なんか全然。だから脅迫しかなかった。宗論自体は無内容。

宗教は教祖のいったことを100％正しいとする上に成り立っているので、
釈迦やイエスは著述がないから、どうにでもなるが、日蓮には著述があるから
真面目に修正することは難しいんだ。

成立しないのであれば
それこそ『教義を捻じ曲げられている』のであるから
『詫び状』を書くより『全滅を賭して戦う』のが日蓮の教えでは？
少なくとも本願寺や延暦寺は命がけで抵抗しました。
ちなみに『詫び状』では

信長が求めていない感謝の意を表しています。

　一、向後他宗に対し一切の法難をしかけざること、誓約す。
　一、法華に一分の理を与えられしこと感謝の至りと心得、法華上人衆については（略）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　^^^^^^^^^^^^^^^^↑
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ここ

信長が禁教で脅したとするのは誤りで、
『宗論自体は無内容』ではなく、当時の日蓮宗関係者は
安土討論は日蓮宗の負けであると認めた
だからこそ感謝したのではないのですか？

すいません。失礼な質問かもしれません。
ただ�@信長脅迫説と�A宗論無内容説
がどうしても不自然なので質問してみました。

日蓮宗には武力抵抗という思想は必ずしもない。
本願寺攻めは首都京都を事実上支配していたから起こしたのであって
そういうチャンスを待つという考えである。
殉教思想が流行していた当時のカトリックとは異なる。

宗論自体は信長公記の記事による限りは「方座第四の妙」という
存在しない言葉を出した時点で、浄土宗の負けがむしろ正しい。

布教に命を賭す『法難』の考え方は殉教（例えば熱原法難）に近いのでは？
武力抵抗とは違うかもしれませんが、教えを曲げるくらいなら法難に遭うのが
日蓮宗のお考えなのではないかと思料したまでです。

>>581
「方座第四の妙」が存在しないのであれば
なぜ信長に申し出なかったでしょうか？
信長は宗教には寛容な人物だと思いますが？

>>581
「方座第四の妙」が存在しないのであれば
宗論において『存在しない』と主張しなかったのは
やはり日蓮宗側の負けとおもわれるのですが、如何でしょうか？

殉教思想がないわけではなく、宗史にそういうエピソードも少なくはない。
しかし殉教を最大の幸運として称揚するような思想は形成されなかった。
カトリックは結局これが問題で徹底禁教に至った。

指摘する必要はない。反則だから。指摘するとしてもそれは審判者。
ただしほんとうにそんなことをいったかどうかは判らない。

最初から日蓮宗を負けとすることは決まっていたというのが大方の考え。

反則負けに詫び状を書いて、且つ
強制されない感謝の意をしたとの見解ですか？

出来レース説も不自然だと思います。
その様な後ろめたいことを信長がしたとは思えません。
安土宗論が適切であり、且つ日蓮宗もその裁定が妥当であるからこそ
日蓮宗の代表者も詫び状を書き、感謝したのでは？

信長も後ろめたければ京都の定宿を日蓮宗総本山に出来ないはずでしょう？