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名無しさん@3周年:
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名無しさん@3周年:2005/12/25(日) 22:07:51 ID:xfqbshPX
精神分析学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1970年代以降、薬物療法の発展によって精神疾患に対して十分な治療効果があがるようになった。
また脳科学や認知心理学などの発展によって、精神分析学の科学性、客観性、有効性が疑問視されることも多くなった。
現在では精神科の臨床でフロイト当時の精神分析を使う医師はほとんどいないが、
しかし精神分析学は反証可能性を持たないので、「精神分析は疑似科学である」と批判する意見もある。
実際精神分析学では患者が分析医の解釈に同意しても反対しても常に分析医が正しいことになってしまい、
例えば患者が分析医の解釈について同意すれば当然分析医が正しいことになるし、逆に解釈に反対すれば患者が自分の感情を抑圧していると見なされてやはり分析医が正しいことになる。
それに対して、抑圧という概念は問題が多い。
同時に「無意識」という概念も上記で説明される同じ論理形式をたどり、反証可能性を阻害する。
現段階では精神分析に治療効果があるかどうかについての結論は出せない。
なぜなら大規模無作為割り付け試験もごくわずかで、研究の結果も一定しないからである。
人格障害患者を対象としたあるメタ解析では、無介入群よりも有効であったとする報告(Leichsenring F, Leibing E, 2003)がある反面、有効性が無い、もしくは他の治療法と差がないとする報告もあるような状態である。
これについては精神分析療法の支持派は、「人格の成熟、満足度など、数値データとして現れにくい部分での有効性が不当に低く評価されている」と主張している。
また根拠に基づいた医療の適用に当たって繰り返し強調されているのは臨床試験のデータを即治療に応用することの危険さである(古川ら、2000)。
精神分析を受けた患者が父親から性的虐待を受けたと分析医に述べたので、医学的な調査を行ったところそのような事実は全くないことが分かった。
つまり抑圧されていた記憶を思い出したのではなく、ありもしない記憶が捏造されたのである。
この事件は後に裁判となり分析医側が敗訴した。
また同様の事件は多数起きている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B2%BE%E7%A5%9E%E5%88%86%E6%9E%90%E5%AD%A6
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名無しさん@3周年:2005/12/25(日) 22:09:25 ID:xfqbshPX