536 :
名無しさん@3周年:
仏舎利について。
「師よ、われらは師の遺骸をいかにとりなすべきや」
「アーナンダよ、汝らは如来の遺骸の供養につきてこころ煩わされる
ことなかれ。汝らはただ、おのれのもっとも高き善のために、おろか
なることなくはげみもて変わることなかれ」
仏教聖典 友松著 講談社学術文庫 p398
阿含経によってかかれている。
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<略>
その時、阿難は、仏に白して言う。
「世尊よ、[世尊が]般涅槃にお入りになった後、
供養の法は、当(まさ)に云何がしてよろしいでしょうか」と、
仏は言われた。
「汝は今、応(まさ)に、逆(あらかじ)め此の事を憂うるべきではない。
但(ただ)、自ら思惟せよ。我が滅後に於いて、正法を護持することを。
昔から聞いた所を、楽(ねが)って人の為に説け。
所以は何か[と言えば]、諸の天神が、自ら当(まさ)に我が身を供養すべきであり、
又、婆羅門及び諸王、長者居士を以て、
此等も、自ら応(まさ)に我が身を供養すべきであるから」と。
和訳・・・大般涅槃経
[法顕訳−ブッダ最後の旅路] 雲井昭善 東京美術 115-116頁
第二部(巻中) 第二章 入般涅槃直前の世尊
四 葬送儀礼(供養法)について−転輪聖王のそれにしたがう−
大正・1・199頁下21行目