【高橋佳子】宗教法人GLA総合本部【TL人間学】 8

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573今昔
<K子氏と対話した女性>
<ピリピリした印象しか他人に感じさせられない女性>
混乱した環境の中、生まれてからずっと何故か、学校でも職場でも、仕事はバリバリ
できるのに、ピリピリした印象しか他人に与えてこずにいられなかった理不尽な人生
から、K子詩との対話を通して、みごとに立ち直った女性がいました。
資格を持ち、自立している彼女はどこから見ても申し分のない女性に見えました。
優しいし、とても気配りがきくテキパキした気持ちのよい性格は、さぞ好かれるだろう
なと思ってみていたら、なんとどこにいても始めはよいが、長くいると同僚との間に、
必ずミゾができるのだそうです。
<心のつぶやき>
仕事場に長くいられず、止める理由はいつも「人間関係」の悪化が原因。しかも
はじめは親しかった友人が最後には彼女の敵になってしまうパターン。彼女はなぜ
そうなってしまうのか、自分でもさっぱり心当たりがなかったそうです。
「こんなに尽くしているのに。職場にも、友人にも」
「あんなに私に世話になっておきながら、私を無視するなんて。尽くすんじゃなかった」
「あの人たちの分、私一人で仕事を引き受けてたんじゃない。損したわ」
「なによ、みんなしていじめるなんてひどい。一番仕事がテキパキできて成果を挙げて
いたのは私よ。みんな仕事も一人前にできないくせに、妬んでたんだ」
そんな彼女は複雑な家庭環境から逃れるために必死で勉強し、やっと自立したのに、
「私は立派にやっている。職場運が悪いんだ」と転々とします。いつも仕事場のせいに
してきたのでした。
574今昔:04/04/14 15:35
<理想の結婚と破局>
ところがです。彼女は理想の男生と出会い結婚します。2度目でした。
1度目は学生の時で、これは相手が去ったのですが、常日頃「こんな生活力のない人は
駄目だ」と思っていたので、何とも思わなかったそうです。2度目は優しい頼りがいの
ある人だと思っていたのが、数年後、仕事もしないで彼女に頼る情けない夫に失望した
彼女のつぶやきは
「どうして私ばかりこんなひどい目にあうの? なぜ仕事場にも結婚にも恵まれないの?」
「尽くせば尽くすほど、人は私から離れてゆく」
K子氏とはじめ対話を持たれたのは、どの時期かは知りません。私はこの人とは顔
見知り程度の仲。この話も又聞きです。3度ほど印象的な出会いがありました。
<三度の出会い>
1度目は、彼女はとにかく動き回って、気を使いまくりでした。その後、私の友達が
言うには「K子先生に対話してもらったんだって。さすが、力入ってるね〜」なる
ほど。気合いが入ってるのはそのせいか。・・・見せるための自分を必死で演じてる
みたい。見ていて息苦しいなあ。何が楽しくて生きてるの? そんな感じでしたね。
なんか入り込めない、堅苦しい人という印象を持ちました。
2度目はトイレで待っている数分の間、少ない会話の中でしたが、顔を覚えていてくれて、
彼女は1ヶ月前お会いした時より優しい雰囲気だなあと思えるほどゆったりしていて、
こちらも自然に笑みが出てきました。あっ、肩の力が抜けてるなぁ・・・そんな感じ。
ピリピリしてたのは、私がはじめて縁を持った時よりずっと以前だろうなと思いますが、
1回目と2回目の出会いまでのたった1ヶ月の間に、こんなに変わるものかと思いました。
575今昔:04/04/14 15:38
<光の中の人々>
3度目は骨折して松葉づえを突いている時。彼女は、「その講演会には出たいなあ。
でも無理」ということを何気にもらすのを聞いた彼女の知人が、何人かに話を持ちかけ、
1人暮らしの彼女をクルマに乗せて、講演会場まで連れていった日、会場でその光景を
目にしました。背の高い彼女を、3人で協力しあって、クルマから降ろしてあげている
その光景は、光に包まれて見えました。
あれほど他人の世話になろうとしない、緊張し、いつも身構えてがんばっていないと
自分が駄目な人間にしか感じられず、それゆえに他人に心を開けず、醜い自分は見せ
たくないと、殻をつくってしか他人と関れない彼女が、他人の世話になって微笑んで
いるのです。彼女を助ける三人のうちの一人は私の友人です。私の友人の中で若い
甘ったれの彼女は「いいことさせてもらうって気持ちいい〜」と単純な感想でしたが、
ホントすっきりした大人っぽい顔してました。
<まとめ>
K子氏はこの人と数回対話されたとか聞いています。会員じゃなくてわかりませんが、
対話されている経過中、私の側から見たこの女性の脱皮というか、自我の確立というか、
すばらしいものを見せてもらったと、思い出しながら、この話が何かの参考になれば
という思いで書いています。「だからなんだ」と突っ込まれても、書けてよかったなと
思っています。記憶が曖昧なので、多少事実とちがうかも知れません。
テーマはK子氏との対話は、凝り固まった、いわゆる基盤を砕き、願いに変えてゆく
ことができるという証明を時間をかけて見たわけですが、どうでしょうか?
                               (終り)