☆†　キリスト教＠質問箱91　†☆

サロメちゃんが根本主義というなら、べつに根本主義でもいいのだけれども、
でも、根本主義はぜったいまちがいよ。

福音書が一つではなくて〈四つも〉あり、そのいずれもが少しずつ、またはかなり相違しているという事実が、
書かれた物にはまちがいはないとするいかなる根本主義とも矛盾しています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ルネ・ジラール

サロメちゃんは、福音書を見たことがないかもしれないけど、
本屋さんで売っているわ。
一度でいいから読んでみてね。

>>835
サロメちゃん、聖書にはたしかに誤りはないから、ジラールの引用文のいいかたは少し危ないかもしれないわ。
でも、ジラールはまじめなカトリック教徒なのよ。

聖書にはあやまりはないけれども、逐語的に全部、正しいというわけではないのよ。

鳥越俊太郎はカトリック？＞けーと

でもね〜、サロメちゃん、わたしはホントはサロメちゃんのことを、悪くいいたくないのよ。
だって、サロメちゃんみたいなのがあらわれてしまったことには、それなりの背景があるんだもの。

反進化論を主張する根本主義は、宗教的なものと反宗教的な人間中心主義との百年来の妥協が破棄されたところから生まれています。
この妥協の破棄、それに責任があるのは反宗教的な人間中心主義なのです。この人間中心主義は、さまざまな主張を取り入れています。
まず妊娠中絶、次に遺伝子操作、最後におそらく明日にもごくすんなり承認されると思われるいろいろな形の安楽死。
人間はたかだか数十年のうちに、苦悩からも死からさえも永久に解放された、不愉快なちっぽけな享楽機械に変貌してしまうでしょう。
ということはつまり宗教的な超越性ばかりか、人間としての高貴な渇望を鼓舞するようなものからは、逆説的な意味で、すべて解放されてしまうでしょう。

　　　　　　　　　　　　ルネ・ジラール『このようなことが起こり始めたら・・・』

わたしは、サロメちゃんをあわれだとは思うけれど、にくくは思わないわ。
神を否定する反宗教的ヒューマニストどものほうが、悪いのよ。
サロメちゃんたちはあきらかに間違いだけれど、でも、わたしは悪くいいたくはないわ。