>>6 航空戦力が要だったのは第二次世界大戦までですよ。
現代戦の要は、いわずもがな、核兵器です。
戦闘機は、核を搭載したミサイルを撃墜することはできず、
傍観するのみです。そうこうしているうちに、本土の基地を
やられてしまえば、手の打ちようがありません。
これは実に矛盾することですが、
日本国民は、世界ではじめて核を使われた国にもかかわらず、
核兵器が実際には使われない兵器だと信じ込んでいます。
「抑止力」などという言葉に麻薬的効果を得てしまって、
すっかり現実を見れなくなっているのです。
私たちは、核兵器の悲惨さを誰もが自覚しているような世界にはいない。
北朝鮮の核兵器小型化成功のニュースは、
まぎれもなく、北朝鮮が核を使うものだと考えている証拠。
いや、どの国も、使うものだと考えています。
使わないと思っているのは日本だけです。
だからこそ、核をどう使うかの技術の発展はものすごい。
今、アメリカは対北朝鮮用の地下基地攻撃小型核兵器を
急ピッチで開発しているのです。
つまるところ、戦争に現実的であろうとすればするほど、
非現実的な科学技術を考えないといけない。
完全なミサイル防衛と、核の小型化と多様化、
それから核を越える超兵器、ミサイルに勝る機動力を持つ戦闘機などです。
現在保有している旧兵器に甘んじていては、だめです。
太平洋戦争の印象にだまされてはいけません。
核保有国との戦争は核で始まり、戦争が終わるときに空軍と陸軍が使われるのです。