3、無原罪の宿り 「マリアの霊魂の受胎が原罪なく行われたというのは、甘美なる、敬虔なる信仰である。 すなわち、霊魂の受胎そのものにおいて、マリアもまた原罪を免れ、神の賜物に満たされ、神によって受胎する純なる霊魂を受け、こうして、生の最初の瞬間から、すべての罪を拭われていたという信仰である」 ("On the Day of the Conception of the Mother of God," 1527).
4、被昇天 「処女マリアが天国におられることは疑い得ない。それがどのようにして起こったのかは、私たちにはわからない。」(Martin Luther, Weimar edition of Martin Luther's Works Trans.by William J. Cole 10, p. 268.)
5、マリア崇敬 「マリア崇敬は人間の心の奥底に記されている」(Martin Luther, Weimar edition of Martin Luther's Works 10, III, p.313.)
「キリストのみがたたえられるのでしょうか?神の聖母もたたえられるべきではないでしょうか?この方は蛇の頭を踏み砕いた婦人。どうか、私たちに耳を傾けてくだい。御子はあなたの願いを拒まないからです」 (1546年1月、ウィッテンベルクにおける最後の説教。Martin Luther, Weimar edition of Martin Luther's Works, Volume 51, 128-129.)
B.カルヴァン 「エリサベツはマリアを「主のおん母」と呼んだ。マリアに受胎する肉なる人が、同時に永遠の神であると彼女がいえるほど、その人性はキリストの2性質に融和していたからである」 (John Calvin, Calvini Opera [Braunshweig-Berlin, 1863-1900], Vol45, 35.)
「マリアに何人も子供がいたという、ヘルビディウスは、無知過ぎる。幾つかの箇所で、それはキリストの従兄弟であると示されているからである。」 (Bernard Leeming, "Protestants and Our Lady", Marian Library Studies, January 1967, p.9. )
「御子の母に選ばれ、運命付けられることによって、神がマリアに最高の栄誉を授けられたことは否定できない。」( John Calvin, Calvini Opera [Braunshweig-Berlin, 1863-1900], Volume 45, 348.)
「御子の母とならせたもうことにおいて、神がマリアに崇敬と誉れをお与えになったことに思いを馳せずして、キリストにある祝福を楽しむことはできない」(John Calvin, A Harmony of Matthew, Mark and Luke (St. Andrew's Press, Edinburgh, 1972), p.32.)
ツウィングリ 「私は、神のおん母、永遠に純潔なる、原罪なき童貞マリアを篤く敬う。キリストはいとも清き童貞からお生まれになった」(Stakemeier, E. in De Mariologia et Oecumenismo, Balic, K., ed., Rome, 1962, p. 456.)
ジョン・ウェスレー 「私は信じる…イエス・キリストが祝されし童貞からお生まれになったことを。マリアが、主をおうみになってからも、純潔かつ、染みなき童貞であり続けたことを」 ("Letter to a Roman Catholic," quoted in A. C. Coulter, John Wesley, New York: Oxford University Press, 1964, 495}