阿含宗という宗教50

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40名無しで宗教問答
阿含宗という宗教49
777 :名無しさん@3周年 :03/10/10 00:23

【經文資訊】大正新脩大藏經 第二冊 No. 99《雜阿含經》
CBETA 電子佛典 V1.29 App普及版 # Taisho Tripitaka Vol. 2, No. 99 雜阿含經,
CBETA Chinese Electronic Tripitaka V1.29, App-Format

【經?部類】〔阿含部類〕〔阿含部〕
02 阿含部下 (99~151 經)
http://ccbs.ntu.edu.tw/cbeta/result/app/T02/0099_048.htm
41名無しで宗教問答:03/10/12 12:50
阿含宗という宗教49
778 :名無しさん@3周年 :03/10/10 00:29

雜阿含經卷第四十八 宋天竺三藏求那跋陀羅譯
(一二八三)如是我聞。一時。
佛住舍衛國祇樹給孤獨園。時。有天子容色□妙。於後夜時來詣佛所。稽首佛足。
其身光明遍照祇樹給孤獨園。時。彼天子□偈問佛
 云何人所作  智慧以求財 等攝受於財  若勝若復劣
爾時。世尊□偈答言
 始學功巧業  方便集財物 得彼財物已  當應作四分
 一分自食用  二分營生業 餘一分藏密  以擬於貧乏
 營生之業者  田種行商賈 牧牛羊興息  邸舍以求利
 造屋舍床臥  六種資生具 方便修□具  安樂以存世
 如是善修業  黠慧以求財 財寶隨順生  如□流歸海
 如是財饒益  如蜂集□味 晝夜財搨キ  猶如蟻積堆
 不付老子財  不寄邊境民 不信姦狡人  及諸慳吝者
 親附成事者  遠離不成事 能成事士夫  猶如火熾然
 善友貴重人  敏密修良者 同氣親兄弟  善能相攝受
 居親眷屬中  □顯若牛王 各隨其所應  分財施飲食
 壽盡而命終  當生天受樂
時。彼天子復□偈言
 久見婆羅門  逮得般涅槃 一切怖已過  永超世恩愛
時。彼天子聞佛所□。歡喜隨喜。稽首佛足。即沒不現
42名無しで宗教問答:03/10/12 12:51
阿含宗という宗教49
779 :名無しさん@3周年 :03/10/10 00:29

阿含の詩[あごんのうた]詩画でふれる仏の教え 
文・山田巌雄 画・箕田源二郎 すずき出版 本体1,700円+税

 蓄財 p74〜77
仏が祇園精舎に滞在していたある夜のことである。
ことばでは言い尽くせないほど美しい、
ひとりの天の神が体から光明を放って現れ、
仏の足もとにひざまずいて仏を礼拝した。
その光明は、祇園精舎をあまねく照らし出した。
神は仏に尋ねた。
 世間の者が しごとに励み それぞれ財を 積んではいるが
 いつしか貧富が 生じます
 お示しください 蓄財の法
仏は神に優しい視線を送り、静かな声で答えた。
 始めに技能を 会得して
 手だてを尽くして 利益を求め 財を得たなら 四つに分けよ
 四分の一で 暮らしを立てよ 二分の一を しごとに充てよ
 四分の一は 蓄えとせよ
 世の生業を 営む者は 田はよく植えよ 商売励め
 家畜を飼って 増やすがよい
 屋敷の中を よく治め 暮らしの品々 整理をすれば
 安けく楽しく 過ごせよう
 怠らないで 働けば 河川が海に 流れるように
 財宝はやがて 集まろう
 はちが花みつを 集めるように ありが食料 集めるように
 日夜に財は 増すだろう
43名無しで宗教問答:03/10/12 12:52
阿含宗という宗教49
780 :名無しさん@3周年 :03/10/10 00:30

 不信の者や 邪悪な者 守銭奴などは 極力避けよ
 これらの者は 皆すべて
 財を分ければ 親しみむつみ 与えなければ 怒って去ろう
 優れた人や よい友や 細かに気がつく 正しい人と
 互いに心を 許し合い
 親兄弟と 同様に 親しく寄り合い 助け合え
 財産を得た そのときは 惜しまずそれを 施せよ
 そうして命が 尽きたなら
 天に生まれて 楽を得る
これを聞くと、神は仏に合掌し、深々と頭を下げて言った。
「久しぶりで悟りを得た方のおことばを聞きました。
いっさいの恐れを克服し、
すべてを見通されるお方のおことばを・・・・・・」
そういって、神は音もなくその場から姿を消した。

(大正新脩大蔵経2巻―353頁)
参考《国訳一切経・阿含部3巻―1001頁 巧業経》
44名無しで宗教問答:03/10/12 12:57
阿含宗という宗教49
781 :名無しさん@3周年 :03/10/10 00:35

中国人生活倫理−功過格− 道教百話 窪 徳忠 講談社学術文庫 

p50 『功過格』善悪二行・・・勧善書。
『太微仙君 純呂祖師 功過格』
(抜粋)
兄弟にすすめてよいことをさせる。百功
妾をかわいがって妻をないがしろにする。百過
先輩を尊び、かしこい友だちと仲良くする。一日で一功
友達の危難を救う。百功
堕胎をやめさせる。二十功
一人を殺す。百過
医者が利益をむさぼろうとして人命を損なう。百過
毒薬をつくる。百過
一年のあいだ動物を殺さない。二十功
他人にすすめてひとつの悪事をやめさせる。一功
一冊の邪書を焼き捨てる。十功
他人の家庭のなかの争いをやめさせる。五十功
他人を誘って道楽者にする。五十過
一冊の邪書を出版する。五十過
誰も見ていないところでも悪いことをしない。一日で一功
公私を混コウする。十過
悪いと知りながらやる。三過
お経を出版して世に広める。百功
天の神や先祖をけがす。二十過
処女、未亡人、尼や女道士を犯す。三百過
他人の妻を犯す。百過
(以下略)
45名無しで宗教問答:03/10/12 12:58
陰シツ録(いんしつろく) 石川梅次郎 中国古典新書 明徳出版社 
(秀吉の朝鮮の役の際の明軍の参事の)袁了凡の著書
功格五十条(雲谷禅師 伝)
−略−

三十功に準ず
○一の受戒弟子を度す。
−略−

一善に相当する行い
○一人の人の善を讃めること。
○一人の人の欠点、悪いところを暴き立てないこと。
○人の非行の一事を諭しとどめること。
○一人の飢えを救うこと。
○正しい道を説いて、教化が人に及ぶこと。
○人畜の疲労を世話して回復させること一時。
○一匹の自然に死んだ鳥類畜類を埋めてやること。
−略−

百銭が一善に相当する行い。
(百銭になったときに一善とする。穀物や繊物類も金銭に換算)
○道路や橋を修繕すること。
○河川を通じ、井戸を掘って民衆を救うこと。
○寺社仏閣などの聖像壇宇や供養などの物を修繕すること。
○人の遺れた品物を返すこと。
○債務を免除すること。
○人を教化し救うための文書を施行すること。
○功徳を作って、非業の斃れて浮かばれない魂に回向すること。
○困っているものに恵んで賑わしてやること。
○倉庫を建てて穀物の価を調整すること。
46名無しで宗教問答:03/10/12 12:59
阿含宗という宗教49
783 :名無しさん@3周年 :03/10/10 00:36

●華厳五教章(法蔵・著)で「宗教」という熟語が初めて出てくる。
「宗」は宗旨を指す。奥義や要理を意味する。「教」は説教を指す。

●倶舎論 仏教講座18 桜部 建 著 大蔵出版株式会社
p163
5 業に関する雑多な事項(番号はサンスクリット原文の偈にも対応)
離犯戒及遮 名戒各有二 非犯戒因壊 依治滅淨等 (126)
等引善名修 極能薫心故 戒修勝如次 感生天解脱 (127)
感劫生天等 為一梵福量 法施謂如實 無染弁経等 (128)
順福順解脱 順決択分三 感愛果涅槃 聖道善如次 (129)
p169
《勝れて》[お経や金品による布]施も生天の果を感ずるが、
よりすぐれている点から、[具足]戒が生天の果を感ずるとのみいい、
戒も解脱の果を感ずるが、よりすぐれている点から、
[座禅などの]修[行]が解脱の果を感ずるとのみいう。
p170
《劫の生天を感ずる》天界に生まれて一劫の間快楽を受ける。
47名無しで宗教問答:03/10/12 12:59
阿含宗という宗教49
784 :名無しさん@3周年 :03/10/10 00:42

【 仏教聖典(仏教伝道協会) 】
法句経
  戦場において、数千の敵に勝つよりも、
 自己に勝つものこそ、最上の戦士なり。(一〇三)
  もろもろの悪をなさず、もろもろの善を行い、
 おのれの心を浄くす。これ諸仏の教えなり。(一八三)

●南北時代の中国の天台宗第三祖 智者大師智凱(ちぎ)の弟子が記述。
○天台小止観 関口真大訳 大東出版社
序 
 諸悪莫作 諸善奉行 自浄其意 是諸仏教
 諸(もろもろ)の悪いことは作(な)すことなかれ
 諸の善いことは奉行(ぶぎょう)せよ
 自からその意(こころ)を浄(きよ)うする これが諸仏の教である。

○大乗仏典 中国・日本篇6 摩訶止観 中央公論社
p9 序章 第一節 序分 第一項 縁起 〔止観明静〕〔前代未聞〕
p98 四種の聖なる悟り〔四果四向〕
 ・・・三十七種の悟りにいたる方法〔三十七品〕
p288 毘婆舎那びばしゃな(音写語。正しい直観、観)は、
 よく煩悩を破するけれども、
 奢摩他しゃまた(音写語。散乱したこころを制御して静める、止)
 の力をもちいて正しい知見を助けるのが普通である。
p289 根本四禅(禅観の基本・・・初禅から四禅まで)