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名無しさん@3周年:
エホ証はイエス・キリストは十字架にかけられて死んだのではなく
杭の上で死んだといていますが、これは正しいのですか?
エホ証によると、「十字架」と訳されていることが多い聖書の中のギリシャ語は単なる一本の材木を意味し、
十字のしるしは古代の偽りの宗教に由来していて、期クリスチャンは十字架を用いたり崇拝したりしなかったそうです。
また、それの参考となる聖句は、ガラテヤ信徒への手紙3章13節、使徒言行録5章30節だそうです。
しょっぱなから、面白いネタを振ってくれて有り難うございます(礼
えーと、新約諸書の成立当時のギリシャ語では、キリスト教が大勢力と
なっている現在と異なり、「十字架」という言葉が一般的ではなかった
のではないですかな? つまり「木に掛ける」という言い回しが、通常、
刑死の方法として十字型の木に張り付けにする事を意味したという可能
性の方が大きいですな。
エホ証の(強力に主張している)「杭」説は、
考古学では諸説あるなかの一説にすぎないようです。
考証していくと「十字架型」の磔刑台も史実として確かに存在します。
教祖ラッセルの墓碑には十字架が彫られているようです。
十字架の形では史実に合わないといえないのですから、
十字架では間違いと言っているエホ証の姿勢は誤っています。
>>8 少なくとも、日本語で「十字架」、英語で "cross" と訳されている、ギリシア語 stauros
の原義が、「垂直に立てられた杭」であることは本当。それをそのまま「垂直の杭」の意に
取るか、その時代にはすでに敷衍し、「十字架」をも指す語としてこちらを取るか、
それについては、意見は分かれている。あるくんのナイーブなギリシア語の知識では、
どちらが正しいかはお手上げであるが、やはり伝承に力ということで、十字架説に
七分ほどであろうか。しかし、十字架の形象が、後代にバビロニアから齎されたもの、
という説にも、かなりの信憑性があるように思える。
いずれにせよ、エホバの証人というのは、この板では受けが悪いようだが、聖書の解釈
については、時にまともな事も言ってたりするので、侮れないのだ。