愛知県内で、保護観察中の少年や仮出所した受刑者らの社会復帰を手助けしている
保護司の多くに、宗教法人「幸福の科学」の書籍や行事などを紹介する文書が、現職の
保護観察官を差出人として送られていたことが、関係者の話で分かった。受け取った
保護司から、名古屋保護観察所に問い合わせや苦情が寄せられたことから、今月11日、
熊坂俊二所長名で「保護観察所とは一切関係ない」とする文書を、苦情のあった保護区の
保護司に送付。法務省中部地方更生保護委員会(名古屋市)などは保護司の名簿などが
使用された可能性も含め調査に乗り出した。
文書の中で、差出人になっている保護観察官は、一昨年まで名古屋保護観察所に勤務し、
現在は他県の保護観察所に勤務している、と説明している。
この観察官が現在勤務する保護観察所や、名古屋保護観察所、上部機関の中部地方更生
保護委員会の話を総合すると、保護司に送られたのは、幸福の科学出版発行の月刊誌に
掲載された記事のコピーや書籍。
同封の文書では、この観察官が教団の支部施設の一角を借り、休日ボランティア相談員
としての仕事に取り組みたいとしているほか、書籍を「職務の一助となり、幸福の科学の
素晴らしさの一端に触れていただく機会となれば幸いです」と紹介している。さらに、
「追伸」として、教団の法話ビデオの上映会の日程が掲載されている。
名古屋保護観察所には今月上旬、「本当に保護観察官からなのか」「こういうことは
よくない」などの問い合わせや苦情が20件ほど寄せられたという。同観察所は、だれが
送付したかは把握していないとしたうえで、県内の複数の保護区や支部などに電話で確認
した結果、2200人いる保護司のおよそ半数に送られたと推測している。
http://www.asahi.com/national/update/0729/004.html -------------------------------------------------------------------------------
なんとも、非常識な「信仰者」だこと。