α〓〓〓マリヤの絵を焼却炉に放り込め〓〓〓ω

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12名無しさん@3周年
「あ!すみません!気がつかなくて」
ドアから顔を出した大学生は、僕の顔を見るとすごく申し訳なさそうにしていました。
「あ・・あ・・・」
僕は慌てて足下にばらまかれたビデオを拾おうとしました。
「俺拾いますから!」
そう言って視線を下に落とした大学生は、それらを見てギョッとした目になりました。
「い、いいから・・・」
僕は顔を真っ赤にしながら、足下にばらまかれたビデオテープを慌てて拾い集め、
大学生の顔を見ないようにしながら自分の部屋に駆け込みました。
ドアを閉じ、深く一回呼吸をしました。
まだ心臓はどきどきしています。
あれだけ多くの童貞物アダルトビデオを見られてしまったのです。
(気づかれただろうか・・・僕が・・・ずっと年上であるこの僕が童貞だということに・・・)
13名無しさん@3周年:03/06/29 23:45
その日からしばらくは、隣の大学生とは顔を合わさずに済みました。
外出するときも、隣のドアの前は足早に通り過ぎるようにしていました。
童貞だということに気づかれたかもしれないというだけで、
こんなにコソコソとしている自分が情けなくなります。
そんなある日、決定的な時が突然訪れたのです。
休日を部屋で過ごしていると、隣のドアが閉まる音が聞こえて来ました。
かすかに女性の声が聞こえて来ます。
あの可愛い彼女が、また隣の彼氏の部屋を訪ねて来たのです。
もう僕は無意識のうちに、壁際まで行き耳を押し当てていました。
彼氏と彼女の、他愛もない会話がはっきりと聞こえて来ました。
今日もきっと、いやらしいセックスをいっぱい楽しむのだろう。
30歳目前の童貞男のすぐ隣で・・・。
胸がどきどきして、感情が高ぶって来たのが分かります。
「そういえばさ、隣に住んでる人童貞みたいだぞ」
突然聞こえてきたその一言に、僕は呼吸が止まりました。