く、反論のようなものがあっても、それらは全て詭弁に過ぎません。又、いく
ら詭弁を考えても、マリヤ崇敬が間違いであるという事実は変動しません。
「礼拝ではなく、崇敬しているのだから問題ない」という主張は自己満足の
詭弁です。カトリック教徒は実際にマリヤや、マリヤの像を礼拝しています。
聖書に反する行為に伴う奇跡は、癒しを含め、悪霊による怪奇現象と、人と
悪霊による演出です。マリヤ崇敬に伴って起こった奇跡は、おおよそ次のよう
なものです。
1858年にフランスのルルドでマリヤを見たという修道女の遺体が、百年
以上も腐敗していないというのはウソです。腐敗(若しくはミイラ化、又は、
白骨化)した遺体にロウを被せ、全く腐敗していないと主張しているだけです。
ルルドの水を飲むと病気が治るというのは、町興しのための大袈裟な宣伝の
ように思われます。教会も、信徒を繋ぎ止めておくのに役立つので、黙認、助
長し、その結果エスカレ−トしてしまったのだと思います。
「カルト宗教にも奇跡的な治癒がある」と聞きます。人を惑わすために、悪
霊が実際に病人を治すことも稀にはあるでしょう。しかし、悪霊に健康状態を
悪くされたり、病気と思い込まされている人がルルドを訪れた際、悪霊が、そ
の人から手を引いて、奇跡的な治癒に見せかけている場合が多いのではないで
しょうか。ルルドの水を飲んでも浴びても、殆どの場合、何も起こらないこと
は言うまでもありません。
ルルドの洞窟に置かれている多数の松葉杖は奇跡の証拠とは言えません。そ
の殆どは、足の悪い人が、死亡、又は、病院で手当を受け完治し、不要となっ
た松葉杖を、本人、又は、家族などが置いて行ったものです。
ルルドやファチマで「マリヤを見た」と主張したのは、読み書きもできない
ような子供だけです。
1917年5月から10月に、ポルトガルのファチマにマリヤが現れたとい
うのは、子供の作り話、又は、子供が悪霊によって幻覚を見たことに端を発す
る騒動です。
ファチマでマリヤを見たという少女の遺体が腐敗していないというのは、ル
ルドの修道女の遺体と同様、ロウ細工による奇跡の捏造です。
10月13日に起こったという太陽の奇跡に関しては、悪天候時に急に太陽
が出たので、奇跡を期待して集まっていた人達が太陽の方を見て、眩しさのあ
まり錯覚を起してしまったものです。
しかし、何万もの人が、同時に同様の錯覚を起したとは思えません。一部の
人が錯覚を起し、パニック状態になり、他の人も釣られて大騒ぎになり、何か
大変なことが起っているような雰囲気になってしまったのだと思われます。
第一次大戦中で精神的に不安定な人たちが、奇跡を期待して何万人も集まっ
ていたのですから、そのようなことがあっても不思議ではありません。悪霊の
影響もあったと思われます。新聞も売り上げを伸ばすために、大袈裟に書き立
てたに違いありません。
稀に、マリヤの像が涙を流したという報道があります。しかし、仏像等が涙
を流したと報じられることもあり、それと同様、悪霊による怪奇現象です。
CBSドキュメントによると、簡単な細工をするだけで像から落涙させるこ
ともできるそうです。
日本のカトリック幹部は、秋田市で起こったマリヤ像からの落涙等の現象に