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80名無しさん@1周年
【 キリスト教的グノーシス 】http://www.joy.hi-ho.ne.jp/sophia7/preterm.html

グノーシスとはギリシア語で知識を意味することばだ。
だが、ギリシア哲学における知識が最初は神秘的なものから出発しながら、
だんだんとことばによって真理を伝えるという知識、
語られうるロゴスになっていったのにたいし、
グノーシス主義のめざしたものは神との合一をめざす神秘的な知識であった。
ヨーロッパの合理主義はその祖先である、
オリエントの霊と肉体の直接的な一致をめざす思想に、
つねにゆり動かされる運命をもっているのだ。

しかし、ここでも、ディオニュソス教が哲学のなかにとりこまれていったように、
グノーシス主義の影響をうけた、より合理的な哲学が成立する。
プロティノスを代表者とする新プラトン主義の哲学であった。
●プロティノス、エジプト生まれ(204〜269)新プラトン主義の哲学者。
プロティノスが使った主な概念は、
一者(ト・ヘン)、叡智(ヌース)、質料(ヒューレー)、自然(フユシス)という
ギリシア哲学伝来のものであった。
・・・・・・
もうひとつのプロティノスの思想の特徴は、
「一者」とこの世界をつなぐヌースという存在を考えたということであった。
ヌースは知性とか叡智とか訳され、
理性あるいは精神にあたえられた神秘的な名であった。
ヌースとは神の思惟によって産みだされたイデアの世界と考えるとわかりやすい。
私たちはまたヌースをロゴスであるとも聖霊であるとも考えることができる。
新プラトン主義が古代と中世をつなぐ架け橋となったのは、
ギリシア哲学の成果を宗教的なかたちでまとめあげ、
キリスト教に引きわたしたからであった。
そのなかでも、一者 − ヌース − 私たちの魂という世界の三分法は、
キリスト教の三位一体論の成立に大きな影響をあたえたとされている。
81名無しさん@1周年:03/04/16 07:26
聖水曜日 (十字架の金曜の週 翌週日曜がイースター[ギリシア語はパスハ])
 マタイ26章14〜25
 ◆ユダ、裏切りを企てる
26:14 そのとき、十二人の一人で、イスカリオテのユダという者が、
祭司長たちのところへ行き、
26:15 「あの男をあなたたちに引き渡せば、幾らくれますか」と言った。
そこで、彼らは銀貨三十枚を支払うことにした。
26:16 そのときから、ユダはイエスを引き渡そうと、良い機会をねらっていた。

 神の値段
イスカリオテのユダは、銀貨30枚を受け取ることで、
キリストを当局者に引き渡しました。
これは労働者の一ヵ月分の賃金にしか相当しない額です。
・・・目先の利益に心を奪われてキリストを裏切るユダの姿勢は、
実は金銭でしか物事の価値を量ろうとしない、
私たちの魂の深刻な病巣を示しているはずです。