151 :
名無しさん@3周年:03/07/27 07:20
諸子百家だって立派な宗教だよ
俺的には孫子が好き、戦争屋に誤解されているけどね
152 :
名無しさん@3周年:03/07/27 07:29
老君の場合、悟りの域。
孔子の場合、ただの道徳と政治の学者。
タオに従うこととは、その場所、時における「メッセージ」に従うこと。
この時代の求める「タオ」は、数千年前の時代とは違うと思う。
ちなみに、このあたりを上手く説明している心理学に「プロセス指向心理学」
というのがあります。バランスいいですよ。
154 :
名無しさん@3周年:03/07/28 22:53
孔氏は朝鮮の宗教
155 :
名無しさん@3周年:03/07/30 07:05
ま、漏れらみたいなスーパーフリーターは
有る意味老荘思想の実践者なわけだが
156 :
名無しさん@3周年:03/07/31 21:43
>>154 孔子が目指していたのは周王国の儀礼の復活
宗教としての儒教は副産物にすぎないよ
本人が一番驚いているんじゃないかな?
158 :
名無しさん@3周年:03/08/14 03:02
159 :
名無しさん@3周年:03/08/14 17:22
今の日本人が一番学ばなければならないのは陽明学だと思う。
熊沢蕃山などの思想が現代にもっと紹介されていってほしい。
161 :
名無しさん@3周年:03/08/24 03:32
無為って解釈が
いろいろあるんだよね
なにもしないのが無為なら
ホームレスがいいってことになる
でもホームレスも御飯の心配を
日々しなくちゃいけないから
かなり心労の大きい
悟りとは遠い境地なんだけど
また自分本来の能力や嗜好に逆らわず
したいことをするという解釈もある
そうすると渋谷の若者たちが
そうだとも言える
ただ言えるのは老子という書
の生まれたのは戦国の世だったってこと
やはり、いろんな争いを避け隠者になるのが
理想だったようだ
ちなみに漏れは
カメ仙人や水戸黄門は
老子に見えてしまうな
162 :
名無しさん@3周年:03/08/24 12:13
菜根譚てなんかムカつかない?
臨済さんが読んだらどう思うだろう
163 :
名無しさん@3周年:03/08/26 13:03
老子の無為自然は、「無為自然に生きなさいよ」というのではなく、
「自由の極まった境地は無為自然ですよ」という究極の状態を説明したものではないでしょうか。
道の極まった状態の説明であり、そこに至る道は無限にあるのではないでしょうか。
素人意見ですみません。
>>162 すみませんが、私にとっては菜根譚は“座右の書”の筆頭格ですw
講談社学術文庫の菜根譚は、解説も充実していて読みやすくてとても気に入っています。
中国はともかく、日本の禅宗には評判いいのではないでしょうか。
物凄く乱暴に言ってしまうと、無極→大極は森田療法でいう絶対臥褥によって或る程度伺い知ることが出来る、…かも知れない
あ、太極だった。
166 :
名無しさん@3周年:03/08/27 04:07
>163
なかなかよい解釈だと思うよ
ただ老子の生まれた時代は
さまざまな人為が横行し
社会的な弊害を起こしていたんだ
政治、軍事、教育はもちろん
社会風俗などにおいてね
だから、その対極として
無為という言葉を用いたんだよ
人間の作った文明社会の弊害を説き
たかったんだと思うよ
167 :
名無しさん@3周年:03/08/30 02:27
老子は文字どうり
老人の書いた書
若い世代には
正直その本質を
理解できないだろうね
【子、怪力乱神を語らず。】
と論語にあったと思います。これは気に入っています。
だいたいこんな↓感じに解釈していますが、これでいいでしょうか。
怪・・・怪談話。怖い話。幽霊、妖怪、悪魔などの話。
力・・・暴力の話。武勇伝。ケンカの話。
乱・・・淫らな話。下ネタ。エロい話。性経験の話。
神・・・神秘的な話。神通力の話。超能力、霊能力、オーラが見える、などの話。
怪と神の話は、なんか似ているような気がしますが、どこが違うでしょうか。
どちらも万人に確かめられないようなことだという点で共通していると思いますが。
人肉を食う云々のレスがありましたが、本当にそんなことされていたの?
塩漬けとか。
孔子が塩辛を食べる事が出来なくなった話は有名だな
>>172 どこかの先生の解説として以下のようにありました。
(うろ覚えですのでまちがっているかもしれませんが)
常を語って怪を語らず
徳を語って力を語らず
治を語って乱を語らず
人を語って神を語らず
韻文としても美しく気に入っている一節です。
これによると、怪とは通常起こり得ないものを指すのであって、
妖怪の類に限定されないようです。
力も、身近な暴力ではなく(だけではなく)、政府によるもの
を指すのでは、と思われます。
乱、これを何で下ネタと解釈されるのか・・・(w
下ネタなら、「色」とでもすると思います。
神、は神秘的なものという抽象的なものではなく、当時の中国
人が崇拝の対象としていた鬼神を指すと思われます。
別のくだりで「鬼神は敬して遠ざく」というのがありますし。
>万人に確かめられない
神を語らないのは概ねこのような理由だと思います。
子路が神につかえることをたずねたときに、「まだ
人間にすらちゃんとつかえることができないのに・・
・」と答えていますから。
その他の3つは、孔子が否定すべきもの(あるいは少なくとも肯定し
難いもの)だったからと思われます。
以上は、素人である私の意見です。雑談としてお聞き流し下さい。
176 :
名無しさん@3周年:03/09/25 17:20
>>173 大昔の中国には人肉食の風がありました。
刑罰としての人肉食の例としては、漢高祖が反乱を起こしたほう越(ほうは膨の月がないもの)を
やはり塩辛(かいだったか。漢字がない。)にして諸王侯に配っています。
これは、憎い相手を共に喰らうことで「憎しみを共にせよ」という意味だとされます。
177 :
名無しさん@3周年:03/09/26 13:36
178 :
名無しさん@3周年:03/10/06 18:00
四書五経と史記と漢書などはもっと国民に知らせる方法を考えてほしい。
欧米のキリスト教文化圏にある人たちが信者非信者にかかわらず聖書をよく知っている。
欧米圏の聖書のような位置を、
国内において、四書五経と史記と漢書に与えたい。
>>178 趣味人とか、戦争マニアとかじゃないと無理かも..
特に最初っからじゃね..
銀河英雄伝説とかだと..四書五経と史記の 今風版なので
そこから語って遡れば善し..
180 :
名無しさん@3周年:03/10/06 21:27
>>178 現代語訳でなら、かなりの書を読みましたが、前提となっている精神風土が日本とは
違うので(例えば、易姓革命を肯定した「孟子」は、大和朝廷からは禁書に近い扱いを受けた)、
あまり賛成できない。
181 :
名無しさん@3周年:03/10/07 04:05
江戸時代の学問といえばまず儒学。
182 :
名無しさん@3周年:03/10/08 18:52
現代中国の青少年は日本のタレントをよく知っているが、
日本の青少年はあまり中国のタレントを知らない。だけど、
中国の青少年より、日本の青少年の方が三国志とか知ってそう。
中国の青少年は日本の歴史ドラマなんて殆ど知らないだろうに。
中国の古典は、まず、史記と漢書はもっと読まれてほしい。
他の中国史物は十八史略を読んでの知識ぐらいでいい。
儒学は荻生徂徠の著作辺りから親しむといいと思う。
183 :
名無しさん@3周年:03/10/08 19:07
>>182 荻生徂徠は儒学の一般化を目指した。
著作も俗語を大胆に使ったりしてた。
その意志は現代の初心者にも伝わる。
>中国の青少年より、日本の青少年の方が三国志とか知ってそう。
そんなことない。結構知ってるよ。
日本儒学が廢れたのは、カチカチの朱子学だったのも問題だったのではないかなぁ?
武士の特権物と化したのいけない。
185 :
名無しさん@3周年:03/10/10 19:39
もともと禅の上に乗っかってただけだからな。
「武士道とは死ぬことと見つけたり」なんてのは、儒教からは出てこないよ。
186 :
名無しさん@3周年:03/10/10 20:29
韓非子はどうよ?
187 :
名無しさん@3周年:03/10/10 21:37
>>186 韓非子はいいよ。
漏れの独断と偏見だが、諸子百家は「荀子」と「韓非子」の二つを読めば、一応カバーできる。
孔子は卑屈なところや理不尽なところや猜疑心や驕慢さを持ち合わすが
まさしく聖人。孔子をあらわすのにこの言葉以外であてはまるのは
礼の化け物ってことくらい。
189 :
名無しさん@3周年:03/10/10 22:37
>>189 中国に喧嘩を売っているとしか思えない表現だが..
まぁ、あっちも 日本の有名者に 喧嘩を売る人もいるだろうし..
喧嘩で儲かる人もいるし..
孔子は力持ちだったという話は本当なんだろうか。
192 :
名無しさん@3周年:03/10/11 00:11
論語には、そうゆう、武人としての経験に触れた箇所があったと思う。
>>144 そういう意味での「学」じゃないと漏れは思うよ。
この場合の「学」が指すのは、よく老子が否定してる「技巧」のようなもんじゃねの?
人間が創った既存の価値観とか。
自分が醜いと悩む香具師がいる。
あるいは罪の意識におびえて、自分は生きていてはいけないんだろうかと悩む香具師もいる。
そういう既存の美醜、善悪なんかからの価値観から、
自由になることを老子は言ってたんじゃないかと漏れは思う。
196 :
名無しさん@3周年:03/10/30 20:59
孔子こそは最高・最強の哲学者である。
儒教ほどくだらない思想はないわな。
儒教と儒学を一緒にすんなっつうか。いつから孔子学派=儒者になったのかねえ。
当時儒者なんて腐るほどいただろうに。
孔子が関係しない儒教なんてない。