最近のICF その18 名も無き御使い篇

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6天之御名無し仔猫
 昔のみゆきさんは、一本気で一つの色の印象があって、ジャンヌ・ダルクて
感じだね。俺が聴き始めた頃に、調子を合わせるように綺麗で優しい感じにな
った。それは何となく、記憶に残ってる。古き良き大人の時代が、いつも自分
の前で失われて行くあの感じを、正直、少し味わいもしたんだがね。
 『ファイト!』を口づさみながら寮生活を始めたが、俺にとってはラジオな
んか聴いてられるような環境じゃなくて。先輩の使いっ走りで気の休まる暇の
ない最初の一年目、何度も暇つぶしにヤキを入れられたりして。カインの印が
あるタイプの俺には、ああいう体育会系の世界って駄目でね。みゆきさんの世
界も、『はじめまして』以後、男の手で引っ掻き回されて、何がなんだか分か
らなくなってるって風だね・・・。そういうのがダブってしまって、俺は俺で
そういう厳しい環境をくぐり抜けて、そういう経験をはじき返して狼になって。
だから、保守オヤジ的日本社会、セクハラ天国日本てのが反吐が出るくらい嫌
いで。