>695 訂正。詰まり音抜け。
× Bローマのヒポリュトス(170年代生まれ)の
○ Bローマのヒッポリュトス(170年代生まれ)の
>197 レス番号違い。参照箇所ナンバー訂正。
× >695 訂正。詰まり音抜け。
○ >195 訂正。詰まり音抜け。
>194 :ろんぎぬす ◆/UlxLqTUjM :03/01/04 21:18
>★かつて正典であったり正典と同じように使われていた書簡。
個人的には『トマス福音書』も正典に加えたいのだが。。。
『トマス福音書』は1945年に、
エジプト・ナイル河畔で発見されたナグハマディ写本の一つであり、
200年以前に150年以降に成立し、
シリア語が原本と推定されエデッサで執筆されたと比定されている。
この文書が異端に指定した教父と理由は、
ヒッポリュトスが230年頃の『全異端反駁』でグノーシス・ナハシュ派で言及し、
オリゲネスが233年『ルカ福音書講解説教』で異端的福音書に言及し、
エウセビオスが324年『教会史』の中で、
異端者たちにより「使徒たち」の名で偽作された「外典」の一つに数え、
シデのフィリッポスが430年頃の『教会史』の中で異端者たちの著作である、
と言っている事による。
トマス福音書はマニ教徒の間に流布され、
中部エジプト・ファイユーム出土のコプト語マニ教文書にも並行箇所があり、
中国・西域トルファン出土の中世ペルシア語文書にトマス福音書と並行箇所がある。
マニ教で採用されたが故に、
その異端さが憎まれ、正典から完全に排除されてしまった文書である。
→ トマスによる福音書 荒井献(あらい・ささぐ) 講談社学術文庫1149
本体1000円+税