【 新約聖書での 油(クリス?グリス?)の使い道 】
マタイ6:17 しかし、あなたが断食するときには、自分の頭に油を塗り、顔を洗いなさい。
マルコ6:13 悪霊を多く追い出し、大ぜいの病人に油を塗っていやした。
マルコ14:3 イエスがベタニヤで、らい病人シモンの家におられたとき、
食卓に着いておられると、ひとりの女が、
純粋で、非常に高価なナルド油のはいった石膏のつぼを持って来て、そのつぼを割り、
イエスの頭に注いだ。
マルコ14:8 この女は、自分にできることをしたのです。
埋葬の用意にと、わたしのからだに、前もって油を塗ってくれたのです。
ルカ4:18 「わたしの上に主の御霊がおられる。
主が、貧しい人々に福音を伝えるようにと、わたしに油を注がれたのだから。
主はわたしを遣わされた。捕われ人には赦免を、盲人には目の開かれることを告げるために。
しいたげられている人々を自由にし、
ルカ7:46 あなたは、わたしの頭に油を塗ってくれなかったが、
この女は、わたしの足に香油を塗ってくれました。
ルカ10:34 近寄って傷にオリーブ油とぶどう酒を注いで、ほうたいをし、
自分の家畜に乗せて宿屋に連れて行き、介抱してやった。
Uコリント1:21 私たちをあなたがたといっしょにキリストのうちに堅く保ち、
私たちに油を注がれた方は神です。
ヘブライ1:9 あなたは義を愛し、不正を憎まれます。それゆえ、神よ。あなたの神は、
あふれるばかりの喜びの油を、あなたとともに立つ者にまして、あなたに注ぎなさいました。」
ヤコブ5:14 あなたがたのうちに病気の人がいますか。
その人は教会の長老たちを招き、主の御名によって、オリーブ油を塗って祈ってもらいなさい。
Tヨハネ2:20 あなたがたには聖なる方からの注ぎの油があるので、だれでも知識を持っています。
Tヨハネ2:27 あなたがたのばあいは、
キリストから受けた注ぎの油があなたがたのうちにとどまっています。
それで、だれからも教えを受ける必要がありません。
彼の油がすべてのことについてあなたがたを教えるように、
――その教えは真理であって偽りではありません。――
また、その油があなたがたに教えたとおりに、あなたがたはキリストのうちにとどまるのです。
キリスト教会(油塗られた者たちの集会[使徒11:29(アンテオケ教会が初)])は、
○教会の頭イエス・キリスト([エフェソ1:22・エフェソ5:23・コロサイ1:18])
○弟子(カギ持ちの弟子ペテロ[マタイ16:19]・ほか弟子[マルコ3:16])
−@使徒(使徒パウロ[ローマ1:1・ガラテア1:1]・ほか使徒[ルカ6:13・Tコリント9:5・Tコリント12:28])
−−@監督(使徒であり主の兄弟ヤコブ[ガラテア1:19・教会史(エルサレム監督)]・ほか監督[使徒20:28・ピリピ1:1])
−−A長老(長老ヨハネ[聖書の解説]・クレテなど、ほか長老[テトス1:5])
−−B執事(ケンクレヤ教会の執事フィベ[ローマ16:1]・ほか執事[Tテモテ3:10])
−A預言者(アンテオケ教会のサウロ[使徒13:1]ユダとシラス[使徒15:32]アガボ[使徒21:10]・ほか預言者[エフェソ4:11])
−−○伝道者(カイザリヤのピリポ[使徒21:8]・ほか伝道者[エフェソ4:11・Uテモテ4:1-5])
−−○宣教者 [Uテモテ1:11・使徒14:7・ローマ16:25・Tコリント1:21・Tコリント2:4・Tコリント15:14・テトス1:3]
−−○福音 [使徒14:15]
−B教師 [使徒13:1・ローマ2:19・Tコリント12:28・エフェソ4:11・Tテモテ2:7・Uテモテ1:11・ヤコブ3:1]
−−○牧師 [エフェソ4:11]
○信徒 [マタイ28:19・マルコ16:16・マルコ10:39]
の繋がりで召集された集会(エクレシア:民会・教会[マタイ16:18・マタイ18:17・使徒9:31])。
洗礼を受けて罪が赦されて(天国への有資格者)も、
洗礼後の行いで出来た罪は死後に裁かれ(私審判で陰府に行くかもしれないし)、
終わりの日にも裁かれる(公審判で地獄に行くかもしれない)。
終わりの日に「永遠のいのち」を得る名簿が「子羊のいのちの書」かもね。
新約聖書によれば、
キリスト教の「代表役員はイエス様(ちょっと今は天に昇っている)」で、
役員が弟子・使徒(使徒継承の教会の信徒の指導者)たちで、
「礼拝施設は教会」で「教義と儀式で洗礼や聖餐」のほかに、
聖職者の按手も信徒の結婚も「教義や儀式」にはあるが、
@洗礼して信者になった時に「油」を塗るし、
A信者になってから病気になった時にも「油」を塗るし、
B断食とか斎(ものいみ)でも「油」を塗るし、
C臨終や葬式の時にも「油」を塗る。ことも書き記してある。
プロテスタントが、
聖書が唯一の権威と言いつつ「サクラメント」から、
聖書に書いてある「塗油」を外したのは、異端的で問題が大きい。
クリスチャン(キリスト者)の語源や語意は、
「油注がれた者」とも「油塗られた者」とも呼ばれたから。