父と子と聖神の名による、アミン。
[天主経 信徒の唱和]
天に在(い)ます我等の父よ、
願わくはなんじの名は聖(せい)とせられ、
なんじの国は来たり、
なんじの旨は天に行なわるるが如く 地にも行なわれん。
わが日用の糧を 今日(こんにち)われらに与え給え、
われらに債(オイメ)あるものを われらゆるすが如く、われらの債(オイメ)をゆるし給え。
われらを誘(いざない)に導かず、
なお われらを凶悪(きょうあく)より救(すく)い給(たま)え。
[天主経 神父の唱和]
けだし、国と権能と光栄は、なんじ父と子と聖神(○せいしん)に帰す、
今も何時(いつも)も世々に。アミン。
(新約聖書 マタイ=マテオ=マトフェイ6:9−13 ルカ11:2−4)
【 至聖(しせい)生神女(しょうしんじょ)賛歌(トロパリ) 】
生神童貞女よ、喜べよ、
恩寵に満たさるるマリヤよ、 主はなんじとともにす、
なんじは女の中(うち)にて賛美たり、
なんじの胎(はら)の果(み)も賛美たり、
なんじはわれらの霊(たましい)を救う主を 生みたればなり。
(新約聖書 ルカ1:28,30,42,2:7ほか)
【 ニケヤ・コンスタンチノポリス信経(しん・けい) 】
我(われ)信ず、一(ひと)つの神(かみ)、父(ちち)、全能者(ぜんのうしゃ)、
天と地、
見ゆると見えざる万物(ばんぶつ)を造りし主(しゅ)を、
また信ず、
一つの主(しゅ)イイスス・ハリストス神(かみ)の独生(どくせい)の子、
万世(よろずよ)の前(さき)に父より生まれ、
光(ひかり)よりの光、真(まこと)の神(かみ)よりの真の神、
生まれし者にて造られしに非ず、父と一体にして万物(ばんぶつ)彼に造られ、
我等(われら)人々のため、
又(また)我等の救いのために天より降(くだ)り、
聖神(せいしん)及(およ)び童貞(どうてい)女(じょ)マリヤより 身を取り人(ひと)となり、
我等のために
ポンティイ・ピラトの時(とき)十字架に釘(くぎ)うたれ、 苦しみを受け葬られ、
第3日(だいさんじつ)に聖書に應(かな)いて復活し、天に昇り、父の右に坐し、
光栄を顕(あらわ)して
生ける者と死せし者とを審判する為に還(また)来(きた)り。その国(くに)終わりなからんを、
又(また)信ず、
聖神(せいしん)、主(しゅ)、生命(いのち)を施す者、父より出(い)で、
父(ちち)及び子と共に拝まれ讃(ほ)められ、預言者を以(もっ)て嘗(かつ)て言いしを、
又(また)信ず、
一つの聖(せい)なる公(おおやけ)なる使徒の教会を、
我(われ)認む、
一つの洗礼(せんれい)、以て罪(つみ)の赦しを得(う)るを、
我(われ)望む、死者の復活、ならびに来世(らいせ)の生命(いのち)を、アミン。