【 けふのデムパ 】
これからの日曜は、本来は聖日で主日で教会の聖堂で公祈祷の日なのだが、
乳香を焚き讃美歌CDを流し主の祈りと信条を唱え聖書朗読で、私祈祷な家庭礼拝に切り替え。
批判はしたもののプロテスタントの日本基督教団の讃美歌のCDを流し、
聖書協会ホームページの「今日の聖句」を読み、
いのちのことば社の「実用聖書注解」や「聖書辞典」で解釈。
別の部屋では「グレゴリー聖歌」のCDを流し、
「カトリック教会ハンドブック2002 カトリック中央協議会」の教会暦の聖書を参照し、
新約に関しては「新約聖書 フランシスコ会聖書研究所訳注 中央出版社」を参照朗読する方針に転換した。
「カトリック要理 カトリック中央協議会 サンパウロ」を参考に理解を深める。
どの教会であれ聖徒の交わりは、導きの代父母役の縁が出来ないから、お預け。
参考に
【 カトリックの小冊子 】
「フランシスコ・ザビエル希望の軌跡」H.チースリク編 女子パウロ会 500+税
「はじめて教会へいらしたあなたに カトリック教会の案内」 カエタノ・コンプリ ドン・ボスコ社 200+税
「キリスト教入信式のしおり」 典礼司教委員会 あかし書房 250+税
「堅信式のしおり −洗礼と分けて行う堅信−」 典礼司教委員会 あかし書房 150+税
「ゆるしの秘跡 −個別のゆるしの式−」 日本カトリック司教協議会認可 カトリック中央協議会 29+税
「先祖と死者についてのカトリック信者の手引」日本カトリック諸宗教委員会 カトリック中央協議会 150+税
【 今日の聖句 】
2002年11月24日 感謝の生活
・・・神がわたしたちを憐れみ、祝福し・・・すべてのものが神を畏れ敬いますように。
(詩編67編 1〜 8)『聖書 新共同訳』より引用
【 カトリック教会暦 】
11月24日(日)王であるキリスト(年間第34週)
第一朗読 エゼキエル34:11−12、15−17
第二朗読 一コリント15:20−26、28
福音朗読 マタイ25:31−46
>>949 ★正教要理(日本ハリストス正教会教団)p8
聖書と聖伝・・・を「真理の柱、真理の基礎」(テモフェイ前書3・15)と呼び・・・み言葉の遺産。
またーり東方正教会4
256 :Nanacy :02/08/15 23:50
251でご紹介した文書の合計は確かに七つですが、これのみが、或は7回の
全地公会のみが聖書とならぶ「最終権威」というわけではございません。
正教狭義の源泉は「聖伝」でございます。そして狭義の源泉としての
「聖伝」は具象的なものとして、以下があげられます。
1、聖 書
2、7回の全地公会の教理的決議
3、地方公開の教理的決議
4、「ニケア・コンスタンティノポリス信経」
5、公祈祷、聖体礼儀、や諸祈祷
6、聖師父の著作・規則等
7、教会法
8、イコンや聖歌
以上が全体として教義の源泉になります。
また、信仰規範としては
1、信経
2、公会の教理的決議
3、表信書、要理書
があげられ、
1は具体的には「ニケア・コンスタンティノポリス信経」をさし、他に尊重
せらるべきものとしてグリゴリイとアファナシイの「信経」があげられて
おります。
2は、まず第4、6,7回全地公会の教理的決議が含まれます。
次に、聖使徒規則始め、『聖規則書』所収の規則等が含まれます。
3は、総主教ゲンナジイの表信書、総主教ドシフェイの「正教書」、総主教
イエレミアスの回答書、等々が含まれます。ロシア正教会では、モギラの
「正教宗門」なども尊重されてきました。
【 洗礼準備・啓蒙礼儀までの差し当たっての方針 】
@二つの戒め(神への愛と人への愛:プロテスタント訳の聖書から)
A二つの旗(ルシフェルの旗とキリストの旗:カトリックの本「霊操」から)
○二つの唱え(十字のしるしと頌栄:カトリックと正教会の祈祷書やHPから)
B二つの祈り(信経と天主経:正教会の輔祭の説明から)
【 サクラメント・ミステリオンの原型:私的考察 】
@悔い改めの水の洗礼(主イエスと洗礼者ヨハネ マルコ1:1−11)
A聖霊と火の洗礼の象り堅信の塗油(主イエスと母マリヤと11弟子 使徒1:1−2:13)
B口で告白して罪の赦しを得る痛悔(使徒パウロ ローマ10:8−10)
C罪の赦しを得る契約の晩餐の象り聖餐(主イエスと12弟子 マルコ14:22−26)
D二人は一つカラダになる婚配(使徒パウロの説明 コリントT6:12−7:16)
E長老の按手による叙階(使徒パウロと従者テモテ テモテT4:14)
F長老による癒しの塗油(主の兄弟ヤコブの説明 ヤコブ5:14)
○香油による臨終の塗油(主イエスと女弟子マグダラのマリア マルコ14:3−9)
【 正統と異端の境目:私的考察 】
★キリスト教は、ユダヤの世界観を、聖書の記録に使用したのも含めて、
グノーシスや古典などギリシアの哲学用語で説明していた。
★グノーシス思想は、ユダヤの神の説明を言葉尻を捉えて揶揄して、
ギリシアの世界観に、組み込んで説明していた。
【 キリスト教成立のキーワード:私的考察 】
@罪(ハマルティアαμαρτια) 神との契約違反で天国の自由を失う
地上生活と人類の「原罪」の発生
A愛 地上生活での神の戒め 神と人への『愛(アガペーαγαπη)』
B契約(ディアテーケスδιαθηκησ) 律法と預言書と詩篇から最期の晩餐による
肉(パン)による信者の繋がりの教会と血(ブドウ酒の杯)による「贖罪」の「契約」
C十字架(スタウロスσταυροσ) 神との新しい契約としての人類の原罪の贖い
贖いで足りない所を補う 主への讃美と善行と施しをイケニエとして捧げる事
行いの有る『信仰(ピスティスπιστισ)』
D復活(アナスタシンαναστασιν)
古いものを捨て「神のロゴスθεοσ λογοσ」によって新しく生きる甦りの命と
最後の審判でのキリスト(χριστοσ)の弁護による救い(ソーテールσωτηρ)
天国に戻る『希望(エルピスελπισ)』
E教会(エクレシアεκκλησια) 契約により
キリストを頭(かしら)として肢体になった信者は
天国(パラディソ)を相続する自由人の女から生まれた子となり
聖霊(ハギア・プネウマ)の賜物として 異言(グロッサ)や霊的な歌や癒しの奇跡を得る
F公会議 同質・同一本体 三位一体 神人一人格 各信条
総主教制 神の母の呼称 聖書(テモテU3:16)の選抜などを決定
キリスト教資料集 −キリスト教史・新共同訳聖書・聖公会− 聖公会出版 1900円+税
【 聖書の成立に関わる年表・前編 その1 】
B.C.8000 新石器時代
B.C.7000 エリコに農耕文化
B.C.4500 金石併用時代 大洪水(?)
B.C.3761 ユダヤ暦による天地創造
B.C.3000 初期青銅器時代
B.C.2800 くさび形文字 シュメール時代
B.C.2550 ギザのピラミッド群 ヒエログラフ成立
B.C.2500 エーゲ文明起こる
B.C.1900-1700 中期青銅器時代 族長時代
B.C.1468 メギドの戦い ヒッタイト王国(鉄器文化)★フェニキアでアルファベット文字
B.C.1290-1250 出エジプト 新王国時代・第19王朝ラメセス2世(1290-1224)
B.C.1200 初期鉄器時代
士師時代 サムエル トロイ戦争 ペリシテ人のパレスチナ侵入
B.C.1020-1000 イスラエル王サウル
B.C.1000-961 ダビデ王
B.C.961-922 ソロモン王 エルサレム神殿建設
★旧約聖書ヤハウィスト文書(J資料)ダビデ王位継承史
B.C.922 王国分裂(南王国ユダ・北王国イスラエル)
B.C.900 ポリス成立(ギリシアの都市国家)
B.C.869-850 北イスラエル王アハブ
★旧約聖書エロヒスト文書(E資料)預言者エリヤ・エリシャ
B.C.842 ヤーウェ主義革命
B.C.800 ホメロス
B.C.776 第1回オリンピック競技会
B.C.758? ローマ市建設
北の預言者アモス・ホセア、南の預言者イザヤ・ミカ
B.C.722 北王国滅亡アッシリアに征服される
【 聖書の成立に関わる年表・前編 その2 】
B.C.671-652 エジプトがアッシリアの支配下に置かれる
南の預言者ゼファニア・エレミア・ナホム
B.C.622 申命記改革 ★申命記文書(D資料)南ユダ王ヨシヤ(640-609)
B.C.628 新バビロニア帝国(カルデア王国)ネブカドネザル(626-605)
B.C.609 メギドの戦い 末期王国時代ファラオ・ネコ2世(609-594)
B.C.609 カルケミシュの戦いでパレスチナ・シリアはバビロニアの支配下におかれる。
B.C.597 第1次バビロン捕囚
南の預言者エゼキエル
B.C.587 第2次バビロン捕囚 南王国滅亡
B.C.582 第3次バビロン捕囚 ★旧約聖書・哀歌 祭司文書(P資料)
滅亡後の預言者、第2イザヤ
B.C.539 バビロニア帝国はペルシャ王キュロスにより征服される
滅亡後の預言者、第3イザヤ
B.C.538 ユダヤ人帰還開始(キュロスの勅令)
B.C.520-515 第2神殿再建
B.C.509 共和制ローマ
B.C.445 ネヘミヤ、ユダヤ知事としてエルサレム着任
B.C.430 エズラ、「モーセの律法」を朗読 サマリヤ教団成立 ユダヤ教成立
B.C.404 エジプト第28王朝ペルシャから独立
★旧約聖書モーセ五書編集(創世記・出エジプト記・民数記・レビ記・申命記)
B.C.331 アレクサンドロス大王、パレスチナ征服 アリストテレス(384-322)
B.C.312-280 セレウコス1世ニカノル(大王の部下、シリア・ペルシャに独立)
B.C.310-305-285 プトレマイオス1世ソーテール王(大王の部下、エジプトに独立)
B.C.302 プトレマイオス王朝、パレスチナを支配
★旧約聖書「預言書」編集(ナビーム)ヨブ記・エステル記・箴言・コヘレトの言葉(伝道の書)
B.C.285-246 プトレマイオス2世フィラデルフォス王 ●七十人訳聖書(ギリシア語旧約聖書)
プトレマイオス朝の宗教寛容政策によりユダヤ教発展 ★旧約聖書ゼカリア書
わ、ろんぎぬすさんまで色々教えてくださって。。。
どうもありがとうございますーm(_ _)m
早速保存。。。できるかな?(笑
【 聖書の成立に関わる年表・前編 その3 】
B.C.246-221 プトレマイオス3世エウェルゲテース
ヘレニズム化進行 ★旧約聖書の歴代誌・エズラ記・ネヘミヤ記
B.C.219-217 セレウコス朝アンティオコス3世大王 パレスチナ侵攻
★旧約聖書ベンシラの知恵・トビト記
B.C.198 プトレマイオス朝支配終わる。セレウコス朝の支配下におかれる。
B.C.167-162 マカベア戦争(ユダヤ独立戦争)
B.C.164 エルサレム奪還、神殿再奉献 ★旧約聖書ダニエル書
ユダヤ独立、祭司は王を兼任 ハスモン王朝
B.C.63 ローマの将軍ポンペイウス、エルサレム占領、属州シリアに編入
B.C.37 ヘロデ、エルサレムを支配下に置く ヘロデ大王(37-4)
A.D.6 ローマの直轄地となる 総督コポニウス(6-9)・総督アンビビウス(9-12)・
ルフス(12-15)グラドス(15-26?)総督ポンティオ・ピラト(26-36)・フェスト(36-41?)
A.D.33-36? イエスの十字架と復活と昇天、弟子達に聖霊降臨
A.D.37-41 ガイウス(ローマ皇帝カリギュラ)
A.D.41-44 アグリッパ1世 ユダヤ・サマリアを併合 死後ローマの属領に戻る。
A.D.41-54 ローマ皇帝クラウディウス1世
A.D.50 ★新約聖書・第1テサロニケ書
A.D.55 ★新約聖書・第1コリント書・ガラテヤ書・フィリピ書・フィレモン書・第2コリント書
A.D.58 ★新約聖書・ローマ書
A.D.54-68 ローマ皇帝ネロ
A.D.66-70 第1次ユダヤ戦争 エルサレム陥落(70) マサダの要塞陥落(73)
戦争中にパウロ・ペテロ殉教 ★新約聖書・マルコによる福音書
A.D.69-79 ローマ皇帝ウェスパシアヌス
●ヘブライ語聖書(旧約)成立 ★新約聖書・マタイによる福音書
【 聖書の成立に関わる年表・後編 その1 】 →旧題名【 聖書の構成変化の流れ 】
55年ごろからパウロ書簡、64年以降にマルコ伝[やQ資料]、
[150]年ごろまでにヨハネ伝・ヨハネ書簡・ヨハネ黙示録。
@マルキオン(140年ごろ)の聖書、ルカ伝+[ルカの使徒行伝+パウロの]8書簡。
Aイレナエウス(180年ごろ)の聖書、4福音書+使徒行伝+13パウロ書簡
(フィレモン・ヘブライ・Tペテロ・TUヨハネ除く、黙示録は外典)
Bテルトゥリアヌス(203年ごろ)の聖書、
4福音書+使徒行伝+13パウロ書簡+ユダ書+ヘブライ+バルナバ+ヘルマスの牧者
Cオリゲネス(200年代前半)の評価、27書は疑わしい。
●ヒエロニムス(300前後)がラテン語聖書の編纂の際に旧約をヘブライ語から翻訳。
Dエウセビオス(325年ごろ)ニカイア会議前から「教会史」書き始める。
E小アジアのラオディキア会議(363年)、ヨハネの黙示録を除く26巻を正典に。
Fアタナシオス(367)第39復活祭書簡、2[7]書を増やしても減らしてもいけない。
Gヒッポ会議(393)カルタゴ会議(397)27書を正典と確認。
Hコンスタンチノープルのトゥルルス会議(692)
東方教会がヨハネの黙示録を、外典から正典に承認し27書を決定。
Iルター(1522)ヘブライ・ヤコブ・ユダ・黙示録を正典から外す。
【 聖書の成立に関わる年表・後編 その2 】 →旧題名【 初期教会小史 】
30 イエス十字架刑・復活・昇天・聖霊降臨
31 ステパノ殉教(エルサレムにて)
64 主の兄弟ヤコブ殉教(エルサレムにて)
61-65 パウロ殉教(ローマにて)
67-68 マルコによる福音書、ペテロの殉教後に書かれる
100年代に「司教職」「信条告白(クレド)」「経典(聖書)」を拠り所とする教会的基準が確立。
200年代は迫害や、異端との闘争が続く。
A)203年ごろ 三位一体を言い出したテルトゥリアヌスの生きた時代には、
黙示録の類は否定されており、ヘブライ書・バルナバの手紙・ヘルマスの牧者を、
新約聖書の正典として読む教会があった。
B)313年 ミラノ勅令 (コンスタンティヌス帝によりローマ帝国が)キリスト教を公認。
C)325年 ニケーア公会議で「カイサリア信条」の「父と子は同質である」同質論を決めた。
D)381年 三位一体を「ニケア・コンスタンティノープル信経」と共に決めた。
ローマ帝国東部の4総大司教座のうちコンスタンティノープルが第1の地位と決める。
E)397年 (西方教会)カルタゴ(地方)会議で27書を(新約聖書の)正典と確認。
F)431年 エフェソス宗教会議でマリアに「神の母」の称号を決めた。
F)451年 カルケドン宗教会議でキリスト論に於ける「神人二性一位格」を決めた。
G)692年 コンスタンチノープルのトゥルルス会議でヨハネ黙示録を新約聖書に入れた。
H)787年 ニカイア公会議「聖画像(イコン)の尊敬」を決定。
I)790年ごろ 南フランスで使徒信条のテキストが書かれた。
>【 聖書の成立に関わる年表 前編・後編 】関連レスの補足。
記載がなかったが、旧約聖書の「詩篇」の成立は、
紀元前2世紀からペルシャ時代(紀元前6世紀から前4世紀)と推定される。
ダビデ時代のように詩篇を歌い継ぐのではなく、文字として記録されたのが、
七十人訳ギリシア語・旧約聖書までと推定されているからである。
AD90年頃の「ヘブライ語聖書の成立」と言うのは「編纂完了の年代」であって、
紀元前1世紀頃の「死海文書」のヘブライ・アラマイ(ヘブル・アラム)語聖書は、
エステル記が未発見な(たぶん書き記しで成立してなかった)以外は、
現在の旧約聖書の如く各編が出来上がっていた。
「死海文書」以前の いつ頃に書かれ始めたかの詳細は不明。
>965 訂正。
× 戦争中にパウロ・ペテロ殉教 ★新約聖書・マルコによる福音書
○ [68年にネロ帝が亡くなる前で64年ごろ]にパウロ・ペテロ殉教 ★新約聖書・マルコによる福音書
>>964 ちょっとアラシ的カキコになっちゃったけど。
これは、聖書を権威にする場合には、絶対分かっていなければイケナイ基礎知識ですから。
聖書の成立については「新約聖書はなぜギリシア語で書かれたか 加藤隆 大修館書店 2400+税」
をお読みください。
キリスト教系大学の近くの古本屋なら、
コノ本を講義・授業の教本に使っている場合が多いので、安く手に入りますよ。
私の場合は800円で、メモ書き込みの汚れあり。
メモの汚れで古本価格が安いが、かえって重要な所が分かりやすくって為になるんです。
970 :
ふらんちぇすこ:02/11/24 19:07
>964
あっあと、
質問の本題のカトリックとプロテスタントの差については、
「カトリックとプロテスタント ホセ・ヨンパルト サンパウロ 860+税」
という、そのものズバリの題名の本があります。
私は東京にいた時に、神保町の「書泉グランデ」の宗教コーナーで買いました。
仙台に帰った今では、
駅前のEビーンのビル(昔のエンドーチェーン本店)にある「ジュンク堂」や
東北学院中高の裏の「キリスト教書店」とか、
昔の白百合学園のあった元寺小路教会の「聖パウロ書院」と、
大町バプテスト教会のビルの1階にある「ライフ・センター」に、
置いてあると思います。