†マリアを神の母と認めない教えは異端です†

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1マルタ ◆JKiO8VJvj2
以下のスレッドに関して、
http://life.2ch.net/test/read.cgi/psy/1034200328/1
>Dイエスは霊においては父なる神と等しく、肉においては人と同じです。
キリストのペルソナ(位格)は、神の御言葉(ロゴス)が受肉した方であり、神の霊が受肉した方ではありません。
造られずして御父から永遠に生まれた御子とは、「ロゴス」のことです。(ヨハネ福1:1-2,14参照)アタナシオスの「言(ロゴス)の受肉@」をお調べください。
神の霊が受肉したというのであれば、聖霊が受肉したことになります。
また、オリゲネスは「ヘラクレイデスとの対話A」の中で、
「私たちの主、救い主は〔人間の〕体を救おうと望まれ、同様に魂をも救おうと望まれ、さらに霊をも救おうと望まれた。〔主が〕人間全体をご自分ものとされなかったら、人間全体が救われることはなかったはずである。」
と述べられています。このリンク先の内容は、アポリナリオス異端に相当します。

>主イエスが人として生まれたのはマリヤからですが、神と同質の神の御子として生まれたのは造られたすべてのものより先であり、マリヤは神の母では有り得ません。
確かに「カルケドン信条」では、
http://homepage1.nifty.com/shingaku/shinjou03htm.htm
「神性によれば代々の前に聖父より生まれ、人性によれば、
この終わりの時代には、主は我らのためにまた我らの救いのために、
神の母である処女マリヤより生まれ給うた。」
となっており、これを否定すると「単性論」になります。
しかし、これは御子の本性が2つあるというだけで、
御子の位格が人格と神格とに別れるという意味ではなく、実存は一つです。
これを認めない場合は、ネストリオス異端になります。(>>2参照)

本スレッドで採り上げた教理は、公教及び正教に限るものではなく、
福音主義を掲げる教会でも認められるものです。(>>3参照)
ただし、議論の対象は三位一体とキリストの両性を認める教会に限らせて貰い、
単性論、ユニテリアン、ものみの塔聖書冊子教会、世界統一神霊協会、聖シャーベル修道会、末
日聖徒イエス・キリスト教会等は対象外とさせて頂きます。
2マルタ ◆JKiO8VJvj2 :02/10/19 18:22
また、マリアはキリストの人間の本性で親子の関係がるというのは考えられません。
もしそうなれば、御父と御子との関係は三位一体の唯一の神性で親子の関係が成立つことになります。
したがって、御父が神性の父ということは、御子の父、聖霊の父、御父の父になり矛盾します。
そのため、御父と御子との関係は本性ではなく位格同士で考えるべきであり、同様にマリアと御子の関係も位格同士で考えなければなりません。
よって、マリアの人格はキリストの神格の母であり、マリアは神格の母ということになります。
神の母とは、神なるロゴスを身ごもった神格の母という意味です。

さらに、キリストの意志は人性と神性の2つ意志を持つという教理が、
680-681年コンスタンチノープル公会議http://www.piar.hu/councils/ecum06.htm
によって正統となっています。
ところが、マタイ 26:39、マルコ 14:36、ルカ 22:42 のゲツゼマネの祈りでは、
「わたしの願いではなく、御心のままに」と述べながら「父よ」と呼びかけています。
つまり、神性において天の御父から生まれたにも関わらす、人性におけるキリストが天の御父を父と呼んでいることになります。
従って、人性において乙女マリアから生まれたにも関わらず、神性におけるキリストがマリアを母と呼ぶことができるのです。
さらに、二ケア(325)およびコンスタンチノープル公会議(381)においてアレイオス派に反駁し、
三一論を確立した「カッパドキア三教父」の一人ナジアンゾスのグレゴリオスの
「クレドニオスへの第一の手紙@」の中で、
「聖なるマリアが「神の母(テオトコス)」であると信じない者は、神性を度外視するものである。」
と言っています。「カッパドキア三教父」の伝承を否定することは、三位一体の教理の否定に相当します。

「脚注」
@中世思想原典集成(2)盛期ギリシャ教父 平凡社 1996
Aヘラクレイデスとの対話 / オリゲネス[著] 創文社 1986
3マルタ ◆JKiO8VJvj2 :02/10/19 18:22
ルター派でもマリア様が「神の母」であることを認めています。

「日本福音ルーテル教会」の公式ホームページ
http://www.jelc.or.jp/index.html
http://www.jelc.or.jp/JELC/whatsjelc.html
「日本ルーテル教団」の公式ホームページ
http://www.jlc.or.jp/
http://www.jlc.or.jp/NRK.html
「旧新約聖書が信仰と行為の唯一明確なる規範たることを主張し、
信条として使徒信条、ニケア信条、アタナシオ信条、アウグスブルク信仰告白、
同弁証論、大・小教理問答、シェマルカルド信条、和協信条を採用します。」

ルター派が認める「和協信条」の中には、マリア様が「神の母」であることを認める箇所があります。
http://www.remus.dti.ne.jp/~hiromi-y/wakyou.html
「第8条 キリストの位格について
7. マリヤは人の子を宿し生んだのではなく、神の子を宿し生んだ。それゆえ、神の母である。」

"The Lutheran church-missouri synod" の公式ホームページ
http://www.lcms.org/
http://www.lcms.org/bookofconcord/fc-ep.asp
"12] 7. Hence we believe, teach, and confess that Mary conceived and bore
not a mere man and no more, but the true Son of God; therefore she also
is rightly called and truly is the mother of God."