さるとき(そんなにまえではなかった)
ヨーロッパへ日本のおばはん幹部連がつれだって
巡回してまわった、ところが運悪くかの久保木婦人と
F.征子婦人がいっしょだった、
このお二人のあいだにはなにやら暗雲がたちこめて
ただならぬいやな気配が四六時中
なにかと征子さん久保木さんにつらくあったって
まわりのものもはらはら
その真意は142で述べたことよ
征子氏の弁を代わって言ってみよう
「久保木さんがみ旨を果たせなかったため
私の夫はこの世のあらゆる違法行為を犯すことも省みず
万物復帰の道を歩んできたのよ、私たちは女の性まで
センセーにささげて必死に努力してきたのに
あなたは貞節ぶっちゃって会長夫人でおさまちゃって
のうのうと生きてきたんでしょうよ?」
てなとこかなー ???